美味しい給食革命
給食の食べ残しゼロを目指して、様々な食育の試みが始まっています。
その一つとして、生の食材を自分たちで調理して食べること。
それによって、生き物から自分たちが生きるために生命をいただくという尊い命の大切さを学ぶことができるといいます。これによって、食べ残しを減らすことに成功したそうです。
給食はもともと、和食が中心でした。
それが、パンを中心とする洋食が主なメニューになっていったのは、戦後アメリカの戦略によるものでした。そのうち、飽食の時代になることとなります。給食だけで野菜をとるという偏食の兆候があらわになっていきます。
給食革命その1:米食の推進
高知県南国市では、地元米である棚田米を子供達が栽培する事から始め、それを給食に出すことにしました。これにより食べ残しが激減したといいます。
給食革命その2:地産地消
全国学校給食甲子園が開催されました。全国の栄養士が結集し開催されましたが、そこでのテーマはそれぞれの地元でのお袋の味をいかに出せるか。現在全国で地場産食材の利用の割合は24%でこれを超えることが注目されています。
そこに出場した千葉県の栄養士、秋山真理子さんは地元の食材をかき集め子供達の給食のメニューにしようとしている人のひとり。地元の食材は安く品質もいい物が多いことから、1食240円という予算以内で美味しい献立を作ることを実現しています。
給食は、体を作っていくだけでなく、心を育んでいくんだということを学びました。
食糧自給率が低い日本であるからこそ、食材の大切さ、そしてそれを感謝の気持ちで頂く重要性を、再度自分も含めて認識する必要があると思います。
ごはん給食が子どもの体を守る―じょうぶな子どもをつくる基本食 学校給食編 (2004/03/01) 幕内 秀夫 |
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