あしたまにあーな

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あしたまにあーな > 長谷川博己


八重の桜 第18回「尚之助との旅」

2013年5月 05日 By: rainbow Category: 2013年_八重の桜 No Comments →

今回は、題名にあるような尚之助と八重が諸国を旅して見聞を行う内容が主であったのですが、実際にはその後に描かれる中央政界の様子の方がインパクトが大きく完全にかき消されてしまったような印象でした。諸国を歩いている中で2人の中もどんどん深まっていき、周辺でも鉄砲の練習をしていること、そしていざというときに大砲の設置場所についても確認できたということが今後の伏線にしたかったのではないかと思われます。

それでも、そういった重要なメッセージをも、山本家の権八や佐久のほんわかムードに包まれてしまい、全体として温かいドラマになっていました。特にや権八は最初はものすごく怖い典型的な男子という状況で登場したにも関わらず、最近では難しいことをいいながらも必ずどこかにほんわかムードを醸しだすことを忘れていないことから、こういったキャラクターに確立してしまったのでしょう。

中央では、相変わらず薩摩代表のような西郷と周辺が倒幕について着々と進めていました。久しぶりの大河ドラマ登場の反町隆史さん演じる大山弥助がいい味を出しながらうまく絡んでいました。彼は将来大日本帝国陸軍の中枢として活躍するのですが、この時代においてそうなるなんて思っても見なかったことでしょう。この辺りは、これまでの大河ドラマや坂の上の雲などが脳裏によぎったりします。

次回は、とうとう大政奉還を迎え、会津にも新たな時代がやって来ます。八重を始め、目が見えなくなり始めた覚馬がどのようになって行くのか楽しみにしたいと思います。

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福島県二本松市
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八重の桜 第17回「長崎からの贈り物」

2013年4月 28日 By: rainbow Category: 2013年_八重の桜 No Comments →

今回は、何となく心温まる内容であったような心地よい雰囲気でした。それは、今回の主題である長崎での覚馬の状況もあったのかもしれません。長崎で銃の買い付けを行っていた覚馬は初めは西洋人に対して快く思っていませんでした。ところが、1人の女の子が父親である商人と話している様子を見ると、同じ人間なんだと思い直し頭を下げて交渉を再開させます。

目がどんどん見えなくなっていく中においても、自分を見失わずそして謙虚な姿勢で誰かの助言を受け入れる感受性があるからこそ、覚馬という人物が魅力的で人望があつくなるのだと思います。帰りに、新式のスペンサー銃を商人からもらい、それを会津にいる八重のもとに送ります。

送られた山本家では、銃よりも覚馬に帰って来て欲しいのですが、容保が帰ることができないのに覚馬だけが帰るなんていうことは出来るはずもありません。おそらくほとんどの人がそういう判断をする場面ではないでしょうか。これで、うらのご機嫌がまた悪くならないといいのですが・・・

孝明天皇亡き後、京を中心に倒幕の流れはもはや止めることが出来ない大きな激流となりつつあります。この状況下で、京にとどまることはそういった激流に飲み込まれメチャクチャになることを意味するのですが、慶喜は執拗に容保に京に残るように指示します。

慶喜がだんだん悪者に見えてきてしまうのですが、本来であればなにか意図があって判断していることなのだと思いますが、この物語のなかではそれをうかがい知ることが出来ません。このまま大政奉還をして、静かに表舞台から消えてしまったら本当に視聴者に悪者扱いされて終わってしまうことでしょう。どこかで挽回するチャンスを与えてほしいと思います。

次回は、尚之助と八重の諸国漫遊記になりそうで、会津が置かれた状況をしることができそうです。今後の会津の危機に向けて、なにを収穫として持ち帰ることが出来るのか、それをしっかりと確認したいと思います。

◆八重の桜紀行◆
長崎県長崎市
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八重の桜 第16回「遠ざかる背中」

2013年4月 21日 By: rainbow Category: 2013年_八重の桜 No Comments →

前回から宿題事項になっていた大火事の行方ですが、予想したとおりみねは無事であり家族みんながみねの捜索を通じてひとつにまとまるきっかけとなりました。さらにうらもみねに対して怒ってばっかりではなく優しく接するようになります。うらが怒っていたのは、寂しくて八つ当たりしていたとばっかり思っていたのですが、実際にはそうではありませんでした。それは覚馬にもしものことがあった場合には、みねが山本家を継ぐことを想定して厳しくしつけたのでした。

それは、子供には分からない思いであり、まだまだ早い感じがします。子供の頃は思いっきり遊ばせ、優しさや楽しさの中で過ごさせてあげることがいつの時代も大切なのだと思います。実際にそういう状況に最後はなったのですから、ひとまずこれでしばらくは山本家は安泰でしょう。それにしてもみねを演じている豊嶋花は好演技でした。毎回子役の演技は光るものが多いですね。

京では、慶喜がとうとう将軍になることが決まり、長州征伐の後始末をどのようにするのかについてぴりぴりした状態にありました。勝や西郷などこれからはもう、幕府中心ではなくみんなで決める政治にしようといいう仲間が実権を握りつつあり、慶喜はかなりの劣勢状態。

にもかかわらず、慶喜は仲間をも欺くような言動で事態の収拾を図ります。しかし、欺かれた仲間としては慶喜を信じてついていくわけにはいきません。次々と仲間は去っていくことになりますが、幕府という組織にあまり執着していない慶喜は幕政改革に邁進していきます。

孝明天皇も崩御したことで、しばらくは会津に帰れそうもない会津藩の面々。これからどのような振る舞いをしていくのか楽しみにしたいと思います。

◆八重の桜紀行◆
京都府京都市
 - 御寺 泉涌寺

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