八重の桜 第18回「尚之助との旅」
今回は、題名にあるような尚之助と八重が諸国を旅して見聞を行う内容が主であったのですが、実際にはその後に描かれる中央政界の様子の方がインパクトが大きく完全にかき消されてしまったような印象でした。諸国を歩いている中で2人の中もどんどん深まっていき、周辺でも鉄砲の練習をしていること、そしていざというときに大砲の設置場所についても確認できたということが今後の伏線にしたかったのではないかと思われます。
それでも、そういった重要なメッセージをも、山本家の権八や佐久のほんわかムードに包まれてしまい、全体として温かいドラマになっていました。特にや権八は最初はものすごく怖い典型的な男子という状況で登場したにも関わらず、最近では難しいことをいいながらも必ずどこかにほんわかムードを醸しだすことを忘れていないことから、こういったキャラクターに確立してしまったのでしょう。
中央では、相変わらず薩摩代表のような西郷と周辺が倒幕について着々と進めていました。久しぶりの大河ドラマ登場の反町隆史さん演じる大山弥助がいい味を出しながらうまく絡んでいました。彼は将来大日本帝国陸軍の中枢として活躍するのですが、この時代においてそうなるなんて思っても見なかったことでしょう。この辺りは、これまでの大河ドラマや坂の上の雲などが脳裏によぎったりします。
次回は、とうとう大政奉還を迎え、会津にも新たな時代がやって来ます。八重を始め、目が見えなくなり始めた覚馬がどのようになって行くのか楽しみにしたいと思います。
◆八重の桜紀行◆
福島県白河市
- 白河関跡
福島県二本松市
- 霞ケ城公園
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