あしたまにあーな

毎日の生活に ほんのちょっとのうるおいが 届きますように



懐かしさを感じる「雨のにおい」の正体

2012年6月 14日 By: rainbow Category: 日記 No Comments →

梅雨の季節は何となくじめじめしているし、肌寒いしいいことないと考えてしまいがちですが、雨の降り始めと雨上がりに、なんだか懐かしくなる「雨のにおい」を感じてちょっと嬉しくなったことがある人は誰でもいると思います。

でもよく考えてみると、この「雨のにおい」とはどのようなものなのでしょうか。それを科学的に示してくれたのが、においの研究している東北大学大学院の坂井信之准教授です。今回はこの坂井さんから、雨のにおいの正体を教えてもらうことにしましょう。

◆雨が降る前のにおいは植物由来
雨自体はただの水分なのでにおいはありませんが、それ以外に起因している物質があります。まず、雨が降る前に大気中の湿度が上昇すると、地面に生えている植物に含まれる鉄分や油分が湿気に反応して、「ペトリコール」という独特のニオイ物質を発散します。

◆雨上がりのにおいは下水のにおい!?
雨が上がった後の空気は、少し埃っぽいニオイがします。これは雨で湿った土壌に含まれる細菌や微生物が発散する「ゲオスミン」という物質のニオイで、人の嗅覚はこのニオイに対して非常に敏感だといわれています。ギリシャ語で「大地のニオイ」という意味の名前で、下水道から発生するカビ臭いニオイと同じ成分なのです。

それぞれのにおいが、とある物質が起因していることはわかりました。それに対して、人は懐かしさを感じるわけですが、これは、人が誰でも同じように感じるものではないといいます。

子供の頃育った環境でこのにおいをかいだことが記憶の中に刻み込まれており、それが今も息づいているのです。においや味というものは、小さい頃の記憶をよく覚えていてそれが「懐かしさ」を感じさせているということになります。

それと一緒に小さい頃に雨の中で遊んだ楽しい思い出もセットになっている人は、雨に対しても憂鬱ではなく楽しみに感じているのではないでしょうか。

【参考】web R25 http://r25.yahoo.co.jp/fushigi/wxr_detail/?id=20120613-00024662-r25

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梅雨時の体調不良を乗り切る方法

2012年6月 13日 By: rainbow Category: ヘルスケア No Comments →

梅雨時になるとなんだか体調が悪くないという人も多いのではないでしょうか。とある調査によると、女性の約6割がこの時期、何らかの体調不良を感じるようで、、1位が「だるさ」(30.2%)、2位「肩こり」(22.6%)という結果が出ています。(血めぐり研究会調べ)

さらに、気圧が低くなると、炎症物質であるヒスタミンの分泌が多くなり、結果として肩こり、片頭痛、腰痛などがひどくなる人も増加するといいます。このヒスタミンという物質によって体が緊張しストレスを感じてしまい結果として血の巡りが悪くなって手足が冷えてしまうことにもつながると専門家は話しています。

一般に、高気圧だと空気中に酸素がたくさん含まれているので、交感神経が活発になり活動量も増えるのですが、低気圧だとその逆で、副交感神経が優位になり体がエネルギー消費を抑えようとします。曇りがちな日や梅雨時に、やる気がでない、体がだるいなど体調が変化するのは、副交感神経の働きで呼吸や脈がゆるやかになるからです。このことが梅雨時の体調不良の原因だったのです。

ということは、これを断ち切るためには、低気圧はどうにもならないので、それ以外に血液の流れを活発にしてあげることが求められます。そのために、先の「血めぐり研究会」では「こまめに身体を動かす」、「こまめに温める」、「こまめに衣服で調整する」の3つを勧めています。それぞれについて見てみましょう。

■「こまめに身体を動かす」
外に出られず運動不足になったり、同じ姿勢でパソコンワークを続けたりすると、首と肩の筋肉を緊張させ、硬くなった筋肉が血管を圧迫し、血のめぐりを悪くしてしまいます。筋肉に栄養や酸素が運ばれず、排出されるべき老廃物や発痛物質がたまってしまい、結果として肩こりの原因にも。肩こりを和らげるために、こまめに(目安は1.5?2時間に一度)身体を動かすことが重要です。

■「こまめに温める」
「肩」「首」「腰まわり」「太もも」「二の腕の裏側」「ひざの裏」などは、血管が密集していたり、大きな筋肉があることから、効率的に身体全体を温めることが可能。特にこりのひどい肩には、肌に直接貼ることができる「温熱シート」が有効。40℃くらいの温熱(蒸気を伴った熱)により、熱をじんわりと身体の奥まで届けることができるので、血のめぐりを良くします。

■「こまめに衣服で調整する」
梅雨の時期は、気温の温暖差が激しかったり、雨に打たれた時に身体を冷やしてしまいます。体温調整が簡単にできる、薄手のカーディガンやストールを常に携帯したり、かさばらない温熱シートをバッグの中に常備しておくことが推奨されています。

いかがでしょうか。上記のような行動は特に梅雨時に限った話ではありませんが、症状が出やすいこの時期には時に意識しておくといいと思います。自分もパソコン仕事が多いので、どうしても長時間同じ姿勢で過ごしてしまい、夕方近くになって片頭痛が起きることがこの時期多いので、体を動かしながら体を冷やさないように注意したいと思います。

【参考】マイナビニュース http://news.mynavi.jp/news/2012/06/13/104/index.html

1本5000円以上のビニール傘とは

2011年6月 13日 By: rainbow Category: お得情報 No Comments →

鬱陶しいと思いがちな梅雨の季節ですが、考えようによっては雨の日が待ち遠しくなるようなウキウキやワクワクに返ることだってできるのです。手っ取り早くそういう風に思えるには、雨の日に身につける道具にこだわりをもったものを導入するのがいいと思います。

これまで高級傘やビニール傘の取っ手など、雨の日がちょっと嬉しくなるようなアイテムを紹介してきましたが今回は今まであまり考えなかったような斬新なアイテムを紹介したいと思います。それが、1本5000円以上するビニール傘です。

コンビニに行けば500円で購入することができるビニール傘もいいですが、その10倍するビニール傘はホワイトローズ社という現在日本国内でビニール傘を製造している唯一の会社で作られています。看板商品には選挙用の傘や皇室がご利用されるものまであるといいます。

選挙では、応援してくれる人の顔が見やすく、突風が吹いても敗れたり壊れたりしないようにして欲しいという要望から技術の粋を集めて作られたのが「シンカテール」です。その他園遊会で皇后陛下が使われたりしているビニール傘「縁結」というものもあり、ホワイトローズ社のビニール傘は文字通り皇室御用達の一品といえます。

ビニール傘というと何となく骨がもろく、壊れやすいというイメージがあり、それ故使い捨てであると思い込んでしまいますが、捨てられている傘をみるとそのほとんどのビニール部分は無事であり、骨の部分が壊れているものがほとんどです。コストを優先にしていることから、どうしても骨の強度を上げるに至らないのだと思います。

ホワイトローズ社のビニール傘の骨組みは、グラスファイバーという折れにくく軽い素材を使っていて骨の数を軽いまま増やすことに成功しているといいます。さらにすごいのは修理を積極的に受け付けているそうで、ファンも多く5年、10年と使い続ける人も数多くいるのもすごい点でしょう。

江戸時代中期である1721年(享保6年)から続く老舗雨具店は、時代の流れにあわせて高級ビニール傘という斬新な商品を開発し、世の中に貢献しているのです。このか医者のビニール傘をみると、ビニール傘に対する安い・もろいというイメージが全く変わって、高級で長持ちする丈夫なアイテムに変わるのだと思います。そんな一品を片手に、この梅雨の季節を楽しく過ごしていきたいものですね。

【参考】相鉄瓦版 第196号