あしたまにあーな

毎日の生活に ほんのちょっとのうるおいが 届きますように


あしたまにあーな > 小泉孝太郎


天地人 第16回「信玄の娘」

2009年4月 19日 By: rainbow Category: 2009年_天地人 No Comments →

女の一生とは何なんでしょうか。

菊姫は仙桃院にそう問いかけます。この時代の大名の女性は政略結婚を強いられつい先日まで争っていた相手へと嫁がされてしまうことは戦国時代にはよくあった話。これ以降も続きます。その中で女性たちは自分たちの立場を確立していくのです。その昔、風林火山で武田信玄が戦の相手であった諏訪頼重から娘の由布姫と側室へと迎え入れた際に、信玄の母である大井夫人は、子供を通じて自分の思いを後世に残すことが女にはできるといっていました。

この時代の女性は表舞台に登場することが多くありませんが、その裏には母親たちの思いは確実に子供である武将に受け継がれ、後世に残っていったに違いありません。嫁いだ先で、自分の子供を信じ、そして夫と周囲の環境を味方につけ、信じることによって、女性は強くなることができるんですよね。

そして今回、注目すべきは今度キーパーソンになるであろう様々な武将が登場したことでした。まず徳川家康です。松方弘樹が早くもたぬきじじいぶりを表現しているのが滑稽ではありますが、ナレーションではしっかり20年後に兼続と戦うことになると前振りしています。

信長も相変わらず黄昏時の怪しげな小部屋だけでの登場ではありますが、次回から暴れる雰囲気たっぷりな前振りをしています。このドラマ、前振りがあからさまなんです。次にどんなことが起こるのか、バレバレです。それがもくろみではあるのですが、あまり前振りばかりを意識しすぎて物語の雰囲気までを壊さないように意識して欲しいと思います。
次回は熱血先生である信綱の身に危険が及ぶことになります。ダイイングメッセージを残してその後兼続へ重大な役割が巡ってくることになるのです。次回からまた物語が激動の時代に突入することになりそうです。

□■天地人紀行■□
山梨県甲府市
 ?武田神社


大河ドラマ放映開始新潟・山形・福島「天地人 酒紀行セット」日本酒3本セット 送料全国一律63…

天地人 第15回「御館落城」

2009年4月 12日 By: rainbow Category: 2009年_天地人 No Comments →

長く続いた御館の乱も景勝の圧勝という形で終焉を迎えることになります。最後の戦い自体は非常にあっけなく終わったような感じがするのですが、この戦いだけで物語を3回も使ったことからも、謙信亡き後の状況がいかに大切であったかがわかります。

景勝にとっては、今回の御館の乱は戦況以上に、母と妹を敵に回すという心中穏やかでない状況に置かれる厳しい戦いとなったと思います。母である仙桃院は助かったのですが、妹の華姫は夫である景虎とともに自害する道を選びます。この選択はある意味戦国の世の中にあって当たり前なんですよね。政略結婚によって同様の状況になってしまった場合、いくら親族である人たちが敵になったとしても、嫁いだ先の夫とともに生きるのはこの世の中の定めなのかもしれません。

もうひとつ残念なのが景虎の周りには忠誠を誓って奮闘する武将が少なかった様に思えます。最後まで側近にいた家臣も北条に帰ると言い残して不敵な笑いを浮かべながら去っていくし、この男のおかげでなんかめちゃくちゃにされてしまったような気さえしてきます。運もなかったのが残念ですね。道満丸が無事に春日山に到着していればまた違った道もあったんでしょうが。

これで相武紗季と玉山鉄二という2大スターを見ることができなくなるのはなんだか寂しい気がしてなりません。この2人に代わり次に登場するのは家康役の松方弘樹です。視聴率的に下がらなければいいのですが、そこは松方弘樹の名演技に期待することにしたいと思います。

今回最も活躍したのは、やはりお船でしょう。身をもってこの事態を打開しようと自ら御館に向かって仙桃院に訴えかけます。結果的には道満丸の暗殺によって総攻めになってしまうのですが、最後に兼続によって景虎に義理がとおされる結果となりました。女性ってやっぱり強いですね。

□■天地人紀行■□
新潟県妙高市
・妙高山
・関山神社
・鮫ヶ尾城跡
・曲輪跡
・勝福寺


◆メール便は送料無料◆ NHK大河ドラマ「天地人」オリジナル・サウンドトラック 【オリコンチ…

天地人 第14回「黄金の盟約」

2009年4月 05日 By: rainbow Category: 2009年_天地人 No Comments →

話が急展開に進みがちな大河ドラマにあって、ここ数回は景虎との戦いが長期化し、じりじりとした手に汗握るものとなっていることがわかる描写になっています。残念ながら景虎側の状況がよくわからないので、何もしていないように見えますがきっと色々手を打っているんでしょう。

そんななか、前回間を取り持ってくれると言っていた高坂弾正が亡くなったことが伝わり、それと共に武田軍が進軍してきているというのです。高坂が責任を持ってこの話を進めると言っていたにもかかわらず、勝頼に全然伝わっていなかったのは残念でなりません。高坂の家臣の誰かが勝頼に話をしてもいいんじゃないかとは思うんですが。

そんな武田に再び直談判しに行きたいという兼続を景勝を含めて大反対するのですが、色々ありながらも最後は兼続の意見を採用し、再度武田の元へと派遣することになります。景勝にとってここまで兼続の意見が強いということは、上杉家のその他の重臣にとっては気分がいいものではないでしょう。なにせ自分たちの意見が全く取り入れられず、兼続の意見ばかりが採用されるのですから。そのことを景勝も兼続もフォローしないといけないのに、そういう雰囲気はありません。これで上杉家はひとつに束ねられていけるのだろうかと謎になります。

同様に兼続とお船の関係もあるでしょう。信綱の関係もありながらどうしても兼続を応援したいと密かに呼び寄せて激励します。お船にとって心が完全に兼続にあることを示していますよね。兼続の立場から見ると微笑ましいのですが、自分が信綱の立場になったらこの状況をどう思うでしょうか。

そうして様々な人々の思いが交錯しながらも、兼続を中心とした上田衆は勝頼から同盟の旨の回答を引き出し、同盟を成功させます。今後兼続が大物になっていくんだということが勝頼の「名前を覚えておこう」発言からも見て取れます。その同盟の証として景勝の嫁として勝頼の妹である菊姫が決まることになるのです。

次回からようやく、物事が進んでいきそうな感じがします。北条や景虎とどのように戦っていくのか楽しみにしたいと思います。

□■天地人紀行■□
新潟県南魚沼市・湯沢町
– 荒戸城
– 龍澤寺
– 樺沢城跡
– 坂戸山


天地人 普通酒 1.8L【まち楽 新潟/日本酒/天地人】【取り寄せ】