あしたまにあーな

毎日の生活に ほんのちょっとのうるおいが 届きますように



プチ京都堪能の旅

2008年12月 06日 By: rainbow Category: 日記 No Comments →

京都へ立ち寄ることができる機会があったので、前々から行きたかった清水寺へ足を運ぶことにしました。この時期の京都といえば紅葉も終わりかけて本格的な冬の準備に入ろうという頃ではありますが、まだ残っている紅葉を目に焼き付けておきたいという思いから、短い時間での弾丸ツアーを組むことにします。

まずは清水寺。

清水寺

まずびっくりしたのは入り口までが果てしなく長いこと。疲れ始めた頃に仁王門が登場し、テンションは俄然あがります。この仁王門を抜けたところで振返ってみると京都の街が一望でき、さらに雨上がりで雲の切れ間から差し込む光の筋によって街が光り輝いています。このほんの一瞬を見ることができてこれだけで来たかいがありました。

清水寺の舞台は、予想よりもずっと高くてそして目が痛くなるほどの赤を与えてくれました。やっぱり京都に赤は似合います。何かのテレビでやっていたのですが、清水寺の舞台での演技を見るのは神様なので客席はないそうです。

帰りは祇園に立ち寄り、本物の舞妓さんを見ることもできました。一見さんお断りのような建物に入っていくのを多くの観光客が見ていましたが、彼女たちはきっと大変厳しい練習を重ねているのだなと感服してしまいます。芸の教室みたいな所もあり、実に多くの項目の先生が名を連ねていました。

帰りは、551蓬莱の豚まんを購入し新幹線の中でほおばりました。関東にはこのお店はないようで、なんかもったいないような気がします。大阪へいったサラリーマンは、この551蓬莱で豚まんを購入し、ビールを飲みながら東京へと帰っていくのだそうです。

551蓬莱

今回はピンポイントの弾丸ツアーでしたが、今度は家族みんなでゆっくりと回りたいと思います。


色紙 紅葉 中谷文魚


『京都の四季(ビデオ)』

猟師が教える命の食べ方

2008年12月 01日 By: rainbow Category: 環境問題 No Comments →

紅葉まっさかりの京都では、嵐山も多くの寺院の境内も深い赤色に染まっています。京都ほど赤い紅葉が似合う街はないのではないでしょうか。そのくらい赤とマッチした京都に住む猟師のお話です。

猟師の一人である、千松信也さん。彼は時間の許す限り獣の気持ちになって山を歩き回っていますが、猟師の必需品になっている銃はその手にはありません。京都大学の在学中に猟師になった千松さんは、銃を使わずワナだけで獣をとるという手法にこだわりを持っていて、道具や自分の服を樹皮と一緒に煮込む、長い間土に埋めておくなど動物に人間のにおいを悟らせない努力を欠かしません。千松さんは、「ぼくは猟師になった」という本を出し、その中で猟師になった理由を語っています。千松さんは自分が必要な分だけ猟を行うことが大切であると考えているのです。

そんな大切な仕事場でもあり、自分の生活全てである山が今危機に瀕しています。野生の生物が今爆発的に増えているのです。その増えてしまった有害鳥獣の駆除が日本各地で行われています。ニホンジカやイノシシなどが爆発的に増えてしまったことで、農作物を食い荒らされたりする被害が深刻な問題となってしまいました。

このように爆発的に増えてしまったのにはきちんとした理由があります。かつてうっそうと茂っていた原生林では下草が育ちにくい状況だったため、えさが少ない動物はその個体数を増やすことなく必要最小限でした。しかし、その原生林は伐採され日光を得ることができるようになった下草の生育は伸び、その結果えさが増えた動物はその数を急速に増やしていったのです。さらにニホンオオカミが絶滅したこと、狩猟する人が少なくなったことも拍車を掛けた要因となっています。今猟友会の人たちが必死に増えすぎてしまった動物を間引く猟を行っています。

そこでしとめた動物は、需要がないので焼却されます。仕方がないとはいえ、このような猟は本来の猟ではないと千松さんは嘆きます。生態が壊れない数の動物だけを頂き、命の大切さを感じながらおいしくいただくのが本来の姿なんですよね。

東京の銀座では、京都のシカ肉をおいしくいただけるレストランがあります。それが、レストラン タテルヨシノ 銀座で、シェフの吉野建さんの得意料理はシカ肉料理です。ここでは京都でとられたシカを使って料理をしています。ちょっとだけ醤油を垂らしただけでもおいしいといいます。

おいしく食べてあげることが大切だと考える猟師の一人に京都美山町にすむ猟師・筒井順さんがいます。筒井さんは忍び漁という伝統的な猟を行っています。銃を使う場所を限定し、沢が近くにある場所で猟を行うのです。これは肉をきづつけないためで、すぐにしとめた獲物を沢まで運んでいき、血抜きをして沢で洗い流します。筒井さんのこだわりは、ものすごく陽気に猟をやることだといいます。足の甲だけでも十分ということから、動物への感謝の気持ちが伝わってきます。

今年初めて千松さんのワナにかかったシカを丁寧に調理し、今年の無事を祈りつつみんなで食べます。さらに千松さんは取った肉を食べてもらうだけでなく、解体も見て欲しいといいます。これによって生き物の命を奪って食べるありがたさを改めて感じることができるのです。

人間によってその住み処を追われてしまった被害者はシカやイノシシなのです。動物たちと人間が共存していくためにも、とった動物たちを焼却せずにおいしく食べ、動物への感謝を忘れないことが大切だと思います。そこから、動物がなぜ増えてしまったのか、どうしたら彼らと一緒に暮らしていけるかなど多くのことを考えるきっかけになるのではないでしょうか。

【参考】素敵な宇宙船地球号 11月30日

ぼくは猟師になった ぼくは猟師になった
(2008/09/02)
千松 信也

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「すすり茶」の飲み方

2008年10月 11日 By: rainbow Category: 日記 No Comments →

最近、我が家ではお茶を安売り時に買い込むことにしており、お茶の在庫をかなりかかえてしまっています。でも、毎朝お茶をしっかりとした急須で少量ずつ淹れていると少しずつ頭も冴えてきて、しかもそれを飲んだときに「日本人でよかった」と心から思える程お茶をおいしく感じます。

そのお茶なんですが、普通に飲むのではなく、「すすり茶」と言う飲み方があるということなので、紹介したいと思います。

<すすり茶の飲み方>
1.できるだけ高級な玉露を用意します。(うちにはそんな高いモノはありませんが)
2.その玉露を蓋付きの湯飲みに5グラムほど入れ、少し冷ましたお湯を注ぎ込みます。
3.湯飲みに乗せた蓋をちょっとずらして茶葉が口に入り込まないよう蓋と湯飲みの隙間からお茶を飲みます。

以上が、すすり茶の作法ということです。飲み方が飲み方だけにちょっとずつしか飲めないんですが、その分ゆっくり楽しむことができます。

このすすり茶のための専用茶器まで売っているそうなんですが、普通の湯飲みでもOKだそうです。さらに、飲み終わった茶殻にポン酢とかつお節やアラレを少々加え、和え物として料理として食べてしまおうというところまで「すすり茶」は推奨しています。お茶殻が料理になるというのは、始めは少し抵抗感があるかもしれませんね。

この「すすり茶」の発祥の地は、福岡県の八女。八女は全国的にも有名なお茶処ですよね。八女では「お茶のしずくを味わう」と言う意味合いから「しずく茶」と呼ばれ、京都ではお茶をすするように飲む意味から「すすり茶」と呼ばれていて、それぞれ地域によって呼び名が違うそうです。

玉露はお茶の葉に日差しを当てないよう覆いをして、まさに乳母日傘と丁寧に育てられたもので、日光をサンサンと浴びせ元気いっぱいに育てられる煎茶と違い、手間をかけた玉露の葉は柔らかいため、食べるとしたら玉露の方がいいとのこと。

いつも同じ飲み方だけではなく、一風変わったすすり茶を試してみることで、また違った新たなお茶に出会えるかもしれませんよ。

【参考】Exciteニュース
http://www.excite.co.jp/News/bit/E1222311863513.html


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