「すすり茶」の飲み方
最近、我が家ではお茶を安売り時に買い込むことにしており、お茶の在庫をかなりかかえてしまっています。でも、毎朝お茶をしっかりとした急須で少量ずつ淹れていると少しずつ頭も冴えてきて、しかもそれを飲んだときに「日本人でよかった」と心から思える程お茶をおいしく感じます。
そのお茶なんですが、普通に飲むのではなく、「すすり茶」と言う飲み方があるということなので、紹介したいと思います。
<すすり茶の飲み方>
1.できるだけ高級な玉露を用意します。(うちにはそんな高いモノはありませんが)
2.その玉露を蓋付きの湯飲みに5グラムほど入れ、少し冷ましたお湯を注ぎ込みます。
3.湯飲みに乗せた蓋をちょっとずらして茶葉が口に入り込まないよう蓋と湯飲みの隙間からお茶を飲みます。
以上が、すすり茶の作法ということです。飲み方が飲み方だけにちょっとずつしか飲めないんですが、その分ゆっくり楽しむことができます。
このすすり茶のための専用茶器まで売っているそうなんですが、普通の湯飲みでもOKだそうです。さらに、飲み終わった茶殻にポン酢とかつお節やアラレを少々加え、和え物として料理として食べてしまおうというところまで「すすり茶」は推奨しています。お茶殻が料理になるというのは、始めは少し抵抗感があるかもしれませんね。
この「すすり茶」の発祥の地は、福岡県の八女。八女は全国的にも有名なお茶処ですよね。八女では「お茶のしずくを味わう」と言う意味合いから「しずく茶」と呼ばれ、京都ではお茶をすするように飲む意味から「すすり茶」と呼ばれていて、それぞれ地域によって呼び名が違うそうです。
玉露はお茶の葉に日差しを当てないよう覆いをして、まさに乳母日傘と丁寧に育てられたもので、日光をサンサンと浴びせ元気いっぱいに育てられる煎茶と違い、手間をかけた玉露の葉は柔らかいため、食べるとしたら玉露の方がいいとのこと。
いつも同じ飲み方だけではなく、一風変わったすすり茶を試してみることで、また違った新たなお茶に出会えるかもしれませんよ。
【参考】Exciteニュース
http://www.excite.co.jp/News/bit/E1222311863513.html
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