あしたまにあーな

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第二領域の拡張で評価もアップ

2011年5月 01日 By: rainbow Category: ビジネス No Comments →

仕事をしていると、緊急に自分の元にやってくる案件が多いことがよくあります。自分が落ち着いて計画的にやろうとしていることを後回しにしてもやらなければならないという緊急案件をこなしていくことは非常に重要なのですが、精神的にもかなり参ってしまい疲れも溜ります。また、中長期的な計画の達成を目標とする会社の評価軸の中で、緊急案件をこなしていくことだけになってしまうと評価も上がらないというジレンマがあるのです。

そんな状況が続くと、仕事ができない人というレッテルを貼られてしまい、「そんな緊急事態にならないようになぜ前もって準備をしておかなかったのか」とやるせない一言を受けることになってしまいます。病気にならないように体調を整え、体力をつけておく。取引先に迷惑がかからないよう、問題が起こる前にしっかりチェックしておく。こうした、緊急ではないけれども重要な行動をしっかり行っているから、緊急事態を回避できるという考え方が求められます。

これを実践するための参考書となるのが、フランクリン・コヴィー博士による「7つの習慣」というもの。コヴィー博士は様々な時間管理の方法やビジネスマインドを徹底するためのメソッドを紹介している有名な博士であり、時間を管理して自分がコントロールできるタスク管理を行なう為には、自分の周りにおかれているするべきことを4つに区分することをすすめています。その軸は、緊急度と重要度という2軸であり、それぞれに分けてみます。

その中で緊急でなく重要でないもの、緊急だが重要でないもの、という区分に分けられたもののタスクはなるべく後回しにしたり、自分ではない誰かに振ることによって自分の手元から離していくのです。そして緊急で重要なものと緊急ではないが重要なものの2つに注力するのですが、前者を優先してしまうと自分のための時間がなくなってしまいます。そこで「緊急ではないが重要なもの」が最も大切だということになります。この区分を「第二領域」といいます。

ここは自分の意識の持ち方になっていくのですが、なるべく緊急かつ重要なものに時間を注力できるように、緊急案件はなるべく早くこなすことに全力を尽くすことにしています。また、自分の時間をなるべく設けるために、緊急だといって持ち込まれた案件について、期限を聞いてみるのもいいでしょう。期限を聞かれるとそこまで緊急ではなったり、自分以外の誰かでも構わないことも多いからです。

少しでも、第二領域を増やすための努力は意識して自分に課していかなければ、なかなか時間というものは作れないのだとフランクリン・コヴィー博士のプログラムを受けてわかりました。

【参考】
・R25.jp http://r25.yahoo.co.jp/fushigi/wxr_detail/?id=20110428-00006044-r25

7つの習慣―成功には原則があった! 7つの習慣―成功には原則があった!
(1996/12)
スティーブン・R. コヴィー、ジェームス スキナー 他

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肝心なときに力を発揮できる3つのコツ

2011年4月 14日 By: rainbow Category: ブックレビュー No Comments →

火事場の馬鹿力という言葉もありますが、人は追い込まれて本当にヤバイというときに本当の力を出すことができるといわれています。自分も締め切りギリギリになって始めてこれはまずいということで真剣になり、後から「もっとはやくからこうしていればよかった」と後悔することがよくあります。

このいざというときに発揮できる力も、人によって能力以上の素晴らしいパフォーマンスを得ることができる人もいれば、全然発揮できない人もいたりします。プロのキャディーである杉澤伸章は、著書「ここ一番で、なぜ「普段の力」が出せないのか?」の中で、大切なことは気持ちをニュートラル、つまり中立に保つことであると話しています。平常心を保つことによって自分の実力を思う存分発揮することができるというのです。

平常心を保つというとなんだか、座禅などの精神修行をイメージしてしまいますが、杉澤さんはもっとお手軽に日常生活の中でできる方法について紹介しているのが嬉しいところ。今回はその著書の中にある3つを紹介します。

◆成功しても失敗しても毅然とした態度で
うまく行っている時もそうでない時も同じ態度を取るようにすれば、自然と気持ちの持ちようも安定してきます。タイガー・ウッズ選手はボギーを叩いた時も、バーディを取った時も、常に5メートルほど前を見て背筋を伸ばし、大きな歩幅で歩きます。そうすることでメンタル面の安定に努めているのです。

→同じ態度をとるということは完全に自分の心をコントロールしないとできません。今自分がどのような感情を抱き、どんな行動をしてしまいそうかということを客観的な第三者の観点で冷静に見つめるのです。それは意図的に意識しておかないといけません。感情のままに動くのはすごく楽なことですし、気持ちのいいことなのですから。

■笑顔の絶えない環境を作る
気持ちをニュートラルに保つには、周囲の環境も重要です。ピリピリした雰囲気のなかでは誰でも緊張して、普段ならできることができなかったりします。そうならないためにも、普段からチーム全体が常にリラックスできるような配慮が必要になります。チームのメンバーが皆リラックスしていれば、あなた自身も普段通りの精神状態でいられるはずです。

→感情のままに動かない、特に負の感情に流されると平常心はあっという間にどこかに消え去ってしまいます。そこで、意図的に笑顔を作り維持することで負の感情を押さえ込んでしまうのです。これも上記で紹介した感情のコントロールにつながります。

■ドンと来い、と受けて立つ
ゴルフは予測不能な出来事ばかりです。確率の高い方法を選択したとしても、いい結果に結び付かないことなど珍しくありません。しかし、あらかじめ「どんな結果になったとしても全て受け入れる」という決意を持っておけば、その一打が思うようにいかなかったとしても、動揺することはないのです。どんな結果も「ドンと来い」と受けて立つ覚悟を持っておくことも、心をニュートラルに保つ秘訣です。

→著者はゴルフを例にしていますが、世の中のすべてに確実なものなどほとんどないので、やるだけの事をやったらあとは結果がどうなろうともいいじゃないかと開き直ることが大切なのです。その開き直りが平常心の維持につながるのだと思います。

自分のことなので、簡単だと思いがちですが、あえて厳しい方へ自分の気持ちを持っていくのはなかなかできることではありません。起こったり泣いたり、相手にムカムカしたりすることが日常茶飯事です。いつ来るか分からない「いざというとき」に自分が最高のパフォーマンスを出すためにも、日常生活の中で平静を保つ努力をしないといけないなと改めて感じます。

【参考】新刊JP http://www.sinkan.jp/news/index_1874.html

ここ一番で、なぜ「普段の力」が出せないのか? (ベスト新書) ここ一番で、なぜ「普段の力」が出せないのか? (ベスト新書)
(2011/03/09)
杉澤 伸章

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相手への好印象はN・H・Kから

2011年4月 06日 By: rainbow Category: ビジネス No Comments →

新しい年度が始まり、色々なことが新鮮なものであふれる季節となりました。人事の異動もありこれまで仕事をしたことがない人と新たな関係を築きながら仕事を進めていく必要があり、人間関係の重要性もひときわ高まります。人間関係は仕事をする上で非常に大きく、個人の実力だけではできない仕事が相手に頼り、頼られることによって実現していくこともたくさんあります。

そんな人間関係を構築する上で大きな要素となるのが、表情や目から入ってくる情報といわれています。オフィスでの仕草の基本としてニコニコ(N)、ハキハキ(K)、きびきび(K)のN・H・Kが大切だと語るのは、マナーデザイナーの岩下宣子さんです。この人間関係をよりよくする基本動作「N・H・K」について見ていきます。

◆N(にこにこ、明るい表情)
相手に対して好感を抱けば好意が返ってくるし、敵意を持てばそれが返ってきてしまいます。一度人に嫌われてしまうとそれを払拭すのはかなり難しいのです。そこで心がけたいのが笑顔であいさつです。相手に笑顔であいさつをし軽くお辞儀すると印象もよくなります。

◆H(ハキハキ、言葉遣い)
語尾を伸ばしたりせずに、なるべくはっきり言うように心がけます。といっても自分ではなかなか気づかない口癖や話し方もあるので、他人に自分の話し方について聞いてみるといいでしょう。

◆K(きびきび、機敏な動作)
相手に物事を頼まれたときに嫌だなと思ってしまうと、表情に必ず出てしまいます。なので、喜んでお受けするという気持ちをもって行動することによって、機敏な動きを実現することができます。機敏な動きは、上司から見ると頼もしくまたお願いしようという気持ちにつながるといいます。

これら1つ1つは、言い古されていてどこかで聞いたことがあるものばかりですが、なかなかできることではないことから、このように繰り返しいわれているのだと思います。つまりなかなかできることではないということはできている人も決して多くはないということ。ということはこれらができるだけで、気持ちよく周囲との差別化をはかることができるということになります。

自分が気持ちよく仕事をすることができるし、それが周囲からの高評価にもつながるのであれば、まさに一石二鳥といえるでしょう。意識するだけでも違うと思うので是非実践してみてはいかがでしょうか。

【参考】日経Plus1 2011/04/02

好感度がアップする美しいマナー―イラストでよくわかる (幻冬舎文庫) 好感度がアップする美しいマナー―イラストでよくわかる (幻冬舎文庫)
(2010/01)
岩下 宣子

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