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お酒の席での嫌がらせ「アルハラ」とは

2012年5月 08日 By: rainbow Category: ビジネス No Comments →

飲み会自体に参加しないという人が増加しているといいます。そういった人たちは全くお酒を飲まなくなったのかといえばそうでもなく、一人で立ち飲み居酒屋に行ったり、コンビニなどでお酒を購入し家でまったりと飲むなどしているのです。

自分もお酒の席が必ずしも得意ではありません。楽しい話を聞くことができたり、親睦を深めることができる一方で、お酒を飲ませようとする人がいたり、飲まないと何となく気まずい雰囲気になってしまったりするのがその要因でもあります。

最近では、こういった飲酒行為にからんだ嫌がらせを意味する「アルコールハラスメント」(アルハラ)という言葉が話題になっているといいます。特定非営利活動法人アスクでは、アルハラを5つの項目に分類し、1つでも当てはまればアルハラという人権侵害にあたると警告しているといいます。

人権侵害までくると、ただ事では済まされないようなやばい雰囲気がぷんぷんしてきます。軽い気持ちで勧めたお酒が人権侵害だといわれ、自分の身に降りかかってこないためにも、どのような事例が「アルハラ」に相当するのか見ておきましょう。

◆ 飲酒の強要
上下関係・部の伝統・集団によるはやしたて・罰ゲームなどといった形で心理的な圧力をかけ、飲まざるをえない状況に追い込むこと。

◆ イッキ飲ませ
場を盛り上げるために、イッキ飲みや早飲み競争などをさせること。「イッキ飲み」とは一息で飲み干すこと、早飲みも「イッキ」と同じ。

◆ 意図的な酔いつぶし
酔いつぶすことを意図して、飲み会を行なうことで、傷害行為にもあたる。ひどいケースでは吐くための袋やバケツ、「つぶれ部屋」を用意していることもある。

◆ 飲めない人への配慮を欠くこと
本人の体質や意向を無視して飲酒をすすめる、宴会に酒類以外の飲み物を用意しない、飲めないことをからかったり侮辱する、など。

◆ 酔ったうえでの迷惑行為
酔ってからむこと、悪ふざけ、暴言・暴力、セクハラ、その他のひんしゅく行為。

よく「酒の上での無礼講だ」という先輩や上司がいたりしますが、その言葉を真に受け、お酌を断ったりすると、逆ギレされるばかりではなく、翌日以降の業務に支障を来すことにもなりかねません。非常に受け手としては危険な言葉なのです。周囲も分かっているからこそ、雰囲気も必然的に悪くなりがち。

飲み会自体には、普段言えないことを発散したり、仲間との結束を深めるというメリットも多くありますが、それらはみんながマナーをわきまえて、適量を飲むときに発揮できるものです。このような了解がない状況で、マナーを守らないようなアルハラが発生するからこそ、飲み会離れに拍車がかかっている要因ともなっているのではないでしょうか。

そのために、飲み会が始まる前に幹事などが、「無理にお酒を勧めない、イッキ飲みは禁止、つぶれるまで飲まない、飲ませない、お酒の勢いに任せて周囲に迷惑になる行為をするのは慎み、楽しい飲み会にしましょう。では、乾杯!」などといって、共通認識をもつというのも有効な方法だと思います。

【参考】All About http://allabout.co.jp/gm/gc/393022/2/

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「お日さまのにおい」の正体

2011年10月 29日 By: rainbow Category: 日記 No Comments →

いいお天気の日に外で干した後の洗濯物に顔を埋めてみると、なんとも懐かしい優しい気持ちにさせられるような素敵な香りがします。多くの人はこのにおいを「お日さまのにおい」と呼ぶのですが、太陽の下で干した時にしか、このにおいを出すことができません。

柔軟剤などで「おひさまの香り」をうたっている商品はいくつかあるのですが、お日さまのにおいを再現することは難しいのか、フローラルな違った香りになってしまっているのが現状です。これはこれで、一定の癒し効果を得ることができるようになっているのですが、癒しとともに天日干しの時に得られる懐かしい感じまでは感じることができません。

しかし、よく考えてみると「お日さまのにおい」はどうしてするのでしょうか。ある説によるとお日さまのニオイは、布団や毛布に棲みついたダニの死がいとフンのにおいだとされているそうなのですが、もしこれは本当なのだとしたら天日干しはぜんそくや乳幼児のいる家庭では悪影響を及ぼすことになってしまい、天日干し自体ができなくなってしまいます。

一方、2001年11月15日付けの日本経済新聞によると、「某大手化粧品メーカーが天日干しの洗濯物から漂う香りの成分を解明。紫外線によって洗濯物からアルデヒドやアルコール、脂肪酸といった揮発性の成分が発生すると判明した」としています。

この香りを嗅ぐことで、気分の良いとき特有の脳波が表れるということから、お日さまのにおいによって自分たちが懐かしく優しい気持ちになる理由が示されたと考えていいと思います。アルデヒド、アルコール、脂肪酸自体は部屋干しの際にも発生するのですが、紫外線によってこれらの物質が何らかの化学反応を示すことによって殺菌効果と共に「お日さまのにおい」ができるものと見られます。

洗濯によってきれいになった洋服やタオルは、お日さまのにおいというノスタルジックなスパイスによって、心も洗濯してくれるのかもしれませんね。

【参考】
・exciteニュース http://www.excite.co.jp/News/bit/E1319269622784.html
・石鹸百科 http://www.live-science.com/honkan/qanda/qalaundry03.html

ノンアルコールビールの造られ方

2011年9月 05日 By: rainbow Category: グルメ No Comments →

最近めっきりお酒を飲む機会が少なくなってしまったのが原因かどうかわかりませんが、アルコールに弱い体になってしまいました。飲んでいる最中は問題ないのですが、その後の二日酔いになる確率が急上昇しており、そのつらさを考えるとどうしてもたくさん飲めなくなってしまうのです。

それでも、家にいるときなど少しでも飲んだ気分だけでも味わいたいという願いを叶えてくれたのがノンアルコールビールです。大手のビール会社が続々と出していて、味もまるで本物のビールと遜色がありません。世間的にもノンアルコール製品は人気をよび、焼酎や梅酒、ワインまでノンアルコールものが登場していて嬉しい限りです。

しかし、気になるのがノンアルコールものはどのように作られているのだろうかという謎。大手ビールメーカーの方がそれを教えてくれているので紹介したいと思います。

ビールやワインなどの醸造酒は、原料の麦汁やブドウ果汁などに酵母を入れて発酵させて造りますが、ノンアルコールの場合は、原料に酵母を入れず発酵させません。

一昔のノンアルコールビールでは、ほんの少し発酵させていたのですが、これではアルコール度数が1%程残ってしまいます。たしかにそのように表示されていました。世の中としてはドライバーなどから少しでも入っていると不安という声が上がったことから、完全にアルコールがないものを開発する必要性に迫られたのです。

そこで原料に酵母を入れず発酵させないことによって、アルコール分が発生させないという手法が生み出されたのです。

ただし、原料を発酵させることによってビール特有の様々な味が生まれるものが何千もあり、これが発酵させないノンアルコールビールにはないことになります。それを補うのが香料です。現在の香料の完成度は高く本物に限りなく近い味を出すことができることから、ビールなども「本物」を飲んでいるかのような気分になれるのです。

しかし、わかる人にはわかります。その差を埋めるため今も一生懸命メーカーの方々はがんばっているのです。技術革新によって今後は全く味の区別がつかないノンアルコールのお酒も登場するかもしれませんね。自分はそこまでこだわりがないので、今のノンアルコールのお酒で十分おいしくいただけていて十分満足しています。

ノンアルコールを当たり前のように飲むようになった時、「本物」のアルコールが入ったお酒と「似ている」ということがどこまで意味をなすものになっていくのか、悩むところです。

【参考】web R25 http://r25.yahoo.co.jp/