あしたまにあーな

毎日の生活に ほんのちょっとのうるおいが 届きますように


あしたまにあーな > ニュース


青信号延長ボタンをもっと普及させよう

2009年10月 13日 By: rainbow Category: ニュース No Comments →

青信号延長ボタン

みなさんは、横断歩道に設置されている白いボックスのボタンを知っていますか?おそらく多くの人はなんとなく記憶の彼方では存在を知っていてもそれが何なのかを即答できる人は少ないのではないでしょうか。自分もそのひとりなのですが、この信号機は「高齢者等感応式信号機」といい、速く歩くことができない高齢者などが安全に横断歩道を渡れるように青信号になっている時間を数秒程度延長することができるものだそうです。

このようなすばらしい装置が設置され始めたのは、1990年代初頭から老人ホームや病院などの近くで設置されるようになったそうなんですが、2008年度までに全国で設置されている数は6460ヶ所で、東京都内では641ヶ所に設置されていますが、それは歩行者用信号機のわずか5%に過ぎないのが現状です。数だけでなく、機能の面でもまちまちで、なかには白いボタンを押すと音ができるだけのものも存在しているそうで、利用者にとってボタンの機能がわかりにくいのも課題といえます。

最近では、幹線道路ではスクランブル交差点のように幅の広い交差点も登場し、その対角線を渡るときは自分たちでも時間ぎりぎりになってしまうことが多くあります。自分一人なら走ればいいのですが、子供を連れていたり、ベビーカーを押しているとき、ご老人などは渡りきるのが難しい状況もあると思います。

信号機を設置している警察庁によって、今後はハード面でもソフト面でも利用者が安全に信号を渡ることができるような取り組みをしていく必要があります。ハードの面では、物理的に白いボックスの信号機を増やし、一定の基準以上の長さがある横断歩道への設置率を向上させることが挙げられます。もちろんそのためには費用が掛かりますが、効果を得られるような場所から徐々に広めて行ければいいと思います。ソフト面では高齢者を中心として信号を安全に渡るための講習を開いたり、テレビCMなどにより啓蒙活動をして、その存在を広く伝えていくことが大切です。

警察庁は今もWebページや交通安全教室などで紹介していますが、利用者にとって必要だと感じることができなければ、使ってはもらえません。伝え方にも工夫が必要なのです。ないと困る機能だと認知してもらえる工夫が、より求められているのです。

【参考】読売新聞 2009/10/11

信号目覚まし 信号目覚まし
(2009/11/25)
バンプレスト

商品詳細を見る

羽根のない扇風機

2009年10月 13日 By: rainbow Category: ニュース No Comments →

Dyson Air Multiplier

今年の夏は例年と比べてずいぶん涼しかったような気がします。近年生まれた「猛暑日」という言葉もあまり多く聞くことがなく秋を迎えてしまったような感じさえしてきます。地球温暖化が進み、今世紀末には真夏日が今の2倍になり熱帯夜は3倍になるとの予測もありますが、今年に限って言えばあっという間の夏だったような気がします。

そんな夏に大活躍するのが扇風機です。我が家では子供が回る羽根を見つめては手を突っ込もうとするので早々に撤去してしまい登場の機会がありませんでした。本来であればクーラーと扇風機を使うことによって効率を上げたかったのですが、取り出すこともできず隅に追いやられていました。羽根のない扇風機がないかなと常々思っていたのですが、それは味噌の入っていない味噌汁、エンジンのない車のようにありえないものだと思っていました。

それを実現する商品が、吸引力の落ちない画期的な掃除機を世に出したdysonから登場したのです。この見た目には本当に驚くばかりです。この新しい扇風機「Dyson Air Multiplier」は、従来の扇風機とは違って羽根がなく、土台に輪を乗せたような形になっています。この土台の部分に組み込まれたモーターを使って空気を引き込み、その空気を土台の上に付いている輪から送り出す仕組みになっています。

輪についている飛行機の翼のような傾斜によって、空気が輪を出るときに扇風機の後ろにある空気を流れに引き込むのです。さらに扇風機の前面や側面にある空気も流れに引き込まれて、それによって空気の流れが増幅され、空気が一定して途切れなく流れるようになっているといいます。その空気の流れは吹き出しから15倍もの強さになって前方へと流れていきます。

これなら、小さい子供がいる家庭でも安心して扇風機として利用することができます。さらにインテリア的に美しい形をしていて飾にもなるでしょう。気になる値段ですが、10インチと12インチのモデルがあり、価格はそれぞれ299.99ドルと329.99ドルといいますから、約2万8000円程度ということで少々高めではありますが、十分そのもとをとってくれる扇風機といえるのではないでしょうか。ここまでくると、今まで常識にとらわれていたものが当たり前になるものが他にもあるのではないかと真剣に考えてしまいます。

【参考】IT media
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0910/13/news099.html

dyson DC26turbinehead complate サテンブルー DC26THCOM dyson DC26turbinehead complate サテンブルー DC26THCOM
(2009/04/10)
Dyson (ダイソン)

商品詳細を見る

充電式電池の電圧が低いのは

2009年10月 10日 By: rainbow Category: ニュース No Comments →

使い捨ての時代からリユースの時代となった今、電池も充電式のものを利用して何回も繰り返し使うことによって経済的にも環境的も配慮しようとする人が増えているようで、スーパーや電機店に行っても全面に充電式電池が置かれています。

三洋電機から発売されているニッケル水素充電池「eneloop」は2009年11月14日から従来製品で約1000回だった繰り返し利用可能な回数を約1.5倍の1500回に伸ばした電池を売り出します。2個入りパックの価格は単三形が1155円、単四形が945円なので、1回当たりの使用コストが従来の4円から2.5円まで下げることができるようになるといいます。自治体にもよりますが、電池を捨てるときにも週に1回程度の分別が必要であり非常に面倒な点を考慮しても、充電式電池は非常に魅力的だといえます。

自分もかつてそのように思い、購入し充電完了後にポータブルCDプレーヤーに入れて音楽を聞いてみたところ、音がいつもよりも少しこもっていてまるで回転数の遅いレコードを聞いているかのような感じがします。故障かと思い今まで使っていたアルカリ電池に交換してみるといつも通りに聞くことができます。そこで充電式電池を見てみると、電圧が1.2Vと書かれています。通常のアルカリ電池が1.5Vなのに対して0.3V程小さいのです。どうやらこれが問題だったようです。

そこで充電式電池が1.2Vである理由について調べてみることにしました。一般に利用しているアルカリ電池は、プラス極に二酸化マンガンと黒鉛の粉末、マイナス極に亜鉛を使用していて、電圧が約1.5Vあるのですが充電すると爆発する危険性があります。それに対してニッケル水素充電池は、プラス極に水酸化ニッケル、マイナス極に水素吸蔵合金を使用していて電圧は約1.2Vですが、繰り返し充電することができる性質を持っています。

充電式電池は、繰り返し充電することができるプラス極とマイナス極が化学反応する組み合わせを得るのと引き替えに、電圧が1.2Vになるのを許容しているようです。1.5Vにすればいいのではないかと思いますが、そこは繰り返し充電可能な性質を持つ化学反応をおこす組み合わせが今のところ見つかっていないことと、大きな差がなく支障がないことが理由のようです。

実際問題としてアルカリ電池は始め1.5Vの電圧がありますが、ニッケル水素充電池よりも早く電圧が下がってしまい、結果的にはあまり差がないという実験結果も示されています。それだけでなくニッケル水素充電池は使い始めから使い終わりまで安定した電圧で長時間使えるという特性を持っているといいます。

以上の観点から、ほとんどの製品では充電式電池を使用することによって恩恵を得ることができそうです。少し前までの充電式電池であるニッカド電池からニッケル水素電池に変わっている今、その性能も格段に向上しているようなので、電池を使ったカメラなどを多く利用する人は充電式電池を使ってみてはいかがでしょうか。

【参考】三洋電機 eneloop http://jp.sanyo.com/eneloop/faq/eneloop_2.html


エネループエネループ(eneloop)単3形
急速充電器セット単3(2個入パッケージ)