バイオ燃料の代償
最近、とんだ落とし穴がバイオ燃料関連で分かってきた。
それは最大のバイオ燃料供給国であるブラジルで、バイオ燃料に必要な大豆を作成するためにアマゾンの森林を伐採し、大豆畑が急速に広がっているのだ。
実に1500万ヘクタールの森林が伐採されており、22億トンの二酸化炭素が空気中に放出されているというのだ。
これではなんのためにバイオ燃料を利用するのか全く意味が分からない。
たしかに、ここ最近のバイオ燃料ブームにのっかって大豆の価格が高騰し、誰でもそれを作って売りたいと思う状況になっている。自分の敷地で大豆を作るのに狭いようだったらその耕作面積を広げたいと思うのは当たり前だろう。
しかも、一見外から見えないように森林の内側で大豆を作っているという。
耕作物を売ることで儲かると分かっていれば避けられない状況で、抑えるためには国家レベルでの森林保護、規制を確立するしか方法がないと考える。
これは、バイオ燃料を促進することよりも第一優先で実施しなければならないのではないだろうか。
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