軍師官兵衛 第18回「裏切る理由」
とうとう噂にきく過酷を極めた三木城の兵糧攻めが始まるかと思いきや、今回はそれどころではないほどの大きな出来事がやってきます。宇喜多直家が背後に気をつけろと謎の忠告を受ける官兵衛は、はじめそれが御着の殿様に向けられたものであるかと思います。しかし、パパがしっかりとそこは見張っていてそのような状況ではないということで、「じゃあ、だれ?」というところで一旦終了していた矢先、その相手が荒木村重であることがわかるのです。
信長の家臣達は完全に自分がいかに認められるか、誰をおとしめて自分が這い上がるかを考えていて、村重もこれまでのそのような家臣団を快くは思っていなかったのですが、今回自分に疑いの目が幾度となく向けられたことによって、完全に切れてしまいます。
信長は村重のことを天下布武には必要な人材であると持ち上げつつもそのことを当の本人には言わなかったので、村重もミスリードされた周囲のコメントを受け入れて、双方が悲しい結果に向かっていってしまったのでしょう。追いつめられたときに真の力を発揮すると信長は村重を評価していましたが、まさかそれが自分に向けられるとは思っても見なかったことでしょう。ここ数回の怪しい動きの演出がここに結集し、村重は徹底抗戦をすることになります。
こうなると気になるのが官兵衛とその息子の松寿丸。歴史的には既にわかっていることですが気になるところなので、次回を楽しみにしたいと思います。
◆官兵衛紀行◆
兵庫県伊丹市
- 有岡城跡
大阪府茨木市
- 茨木城址
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