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小さい子供の心をつかむ砂場あそび

2013/03/17 Category: 子育て

暖かな日に限ってものすごい強風が吹き荒れる日が続いていましたが、珍しく穏やかな日差しに包まれた休日。家族で出かけたのは近所の公園でした。同じ考えを持った人は多いもので、公園はものすごい人出となっていました。

上の子供は上手くなってひとりで乗れるようになった自転車で楽しそうに遊んでいます。自転車に乗っている他のお友達に「自転車に乗るときには、前をしっかり見るんだよ!」などと本人としては教えている雰囲気を醸し出しているのですが、そのお友達ははるか前の方を走っていたりする残念な光景を、微笑ましく眺めながら下の子供の方に目をやると・・・

やっぱり、水道近くで水浸しになりながら足でパチャパチャやっていました。帰ったら速攻でお風呂だと思いつつも今は「もう好きなだけ遊んで」と諦めムード。

そんな彼が次に向かったのが砂場でした。既に2歳弱の2人のお友達が遊んでいる中で明らかに一番小さい息子が混ざっていきます。こうなると、お友達の遊び道具を奪うといったトラブルは避けられそうもないので、身近で自分も遊びながら監視することにします。

下の息子は、以前から私が作っているものを壊したがる傾向があるため、他のお友達のちょっかいを出す前に、なんとか私が一緒に遊んでしまっちゃおうと考え、始めたのが「おやま作り」でした。

おやま作りを始めると、案の定息子はその山を壊しにかかります。それでも高い砂のおやまを作り続けると今度は他で遊んでいた2人のお友達もそこらからスコップを持って参加してきてくれます。大人1人と小さい子供3人は「とにかく高い山を作る」という共通目標をもって黙々と作業を始めます。

お友達にもっと大きなスコップを渡してあげると、そのお母さんから「ありがとうございます」とお礼があり、少し恥ずかしくなりつつも作業は続きます。

大きな山を作ると、次にやりたくなるのがトンネル作り。山の中腹にトンネルをほります。

こうしてやってみると、大人も子供も楽しむことができる砂場遊びは大きく以下の3つにまとめることができるといえます。

・おやま作り
・トンネル作り
・穴掘り

その大きさが大きくなるに従って、大人の心にもだんだん火がついていくのです。以前、屋内遊具施設でものすごく高い積み木を子供と作った際に、多くの人が寄ってきた経験がありますが、それも同様であると考えられます。

単なる砂場、積み木が、他の子供も大人も夢中にさせる何かを持っているのだと改めて実感します。




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