目が疲れたら遠くを見よう
家でも会社でもパソコンのディスプレイをみる機会が増え、さらに携帯電話やスマートフォン、ニンテンドーDSなどの携帯型ゲーム機など目が疲れたり視力を悪くしてしまうものがすごく増えています。自分も以前は裸眼で1.0以上はあったのですが、徐々にそれが下がっていき今では遠くを見るときにはメガネが必需品となってしまっています。そんな疲れ目対策を自分で簡単にできる方法があるというので以下にまとめてみたいと思います。
◆「目が悪くなる」とは?
多くの場合、遠くの物が見えなくなったときに「目が悪くなる」と表現しますが、梶田眼科の梶田雅義院長は一概にそうではないと話します。人の目には自然にピントがある最適な距離があって、その距離感でものを見ているときには目の負担が小さいのです。つまり近視の人にとってパソコン作業による目の負担はあまり多くないのです。
◆調節力の負担を抑える方法
といってもなかなか、最適な距離感でものを見続けるのは難しく、目は必死になってピントを合わせる調整機能を駆使しています。その負担を少しでも抑え目の疲れを予防する方法として以下が挙げられます。
・10分に1回、1秒から2秒ほどパソコンから2,3メートル遠くに目線を外す
・近い距離を見やすくするための作業用メガネをつくる
・近視の人はメガネやコンタクトの度数を落とす
◆ドライアイが目の疲れの原因の可能性も
長くパソコン操作をしていると集中しすぎて瞬きが少なくなりがちです。目を閉じてしばらくして目を開けて10秒間開け続けられない場合にはドライアイの可能性があるといいます。ドライアイも目の疲れの原因となるのです。
◆ドライアイを防ぐ方法
・パソコンの画面を見下ろす位置に置き、目の開きを抑える
・ソフトレンズを使用している人は、防腐剤不使用の使い捨て目薬をこまめに差す
・パソコン作業が多いときはなるべくメガネをする
・加湿器を使い乾燥を防ぐ
・ドライアイ用のヒアルロン酸を含んだとろみのある目薬を使う
・目を温め涙を出にくくする原因となる目詰まりを防止する
今を生きていく上で、電子機器の使用を控えるということは困難だと思います。だからといってなんの意識もなく無理して利用することによって目はどんどん疲れていってしまい、様々な体の症状となってあらわれる恐ろしいものであると今回わかりました。自分の日頃の簡単な努力で目の負担を抑えることができるのなら、やらない手はないと思います。
【参考】日経Plus1 2011/04/09
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