食べ物が大きく見える「ダイエットめがね」
これまで数々のダイエット施策が様々なメディアで紹介され、その中で面白そうなものについてはこのブログでも紹介させて頂きました。最近では、トマトジュースを飲むことによってダイエット効果があるといわれ、点灯からトマトジュースが消えてなくなったのが記憶に新しいところ。
おかげで、会社の自動販売機にも自分が好きだったジュースがなくなってトマトジュースが2個分も増えてしまい、間接的ではありますが非常に困った状況になりました。すごく些細なことではありますが。このトマトジュースダイエットも今では完全に落ち着き、自動販売機のトマトジュースも2個分から1個分に減少しています。
そんな栄枯盛衰の感があるダイエット方法ですが、また新たなものが登場しました。それは、食べているものを大きく見せかけることで、満腹感を感じさせ食欲を抑えることができるメガネを使ったダイエット方法です。開発したのは東京大学の広瀬通孝教授たちのチームだそうで、今注目を浴びているといいます。
それでは、むしめがねなどを使って食べればいいと思ってしまいますが、それでは手も大きくなってしまいリアリティに欠けてしまいます。あくまで「こんなに大きいものを食べたんだ」と錯覚させ満腹であるように見せかける必要があるのです。
そこで開発されたのが、お菓子などを手でつかんで食べる時に手の大きさはそのままで、食べ物の見た目だけを自在に変化させる映像処理システムです。メガネにビデオカメラをつけ、そのメガネをパソコンとケーブルでつなげます。メガネについているビデオカメラでとらえた映像をパソコンにリアルタイムで転送し、食べ物をつかんでいる指と指の開き具合が不自然にならないように画像処理をした後、それをメガネでみせるというもの。
気になる効果ですが、メガネを装着した20代から30代の男女12人に、クッキーを満腹になるまで食べてもらう実験を実施したところ、クッキーを1.5倍に大きく見せた場合、食べた量はメガネをかけていない時より平均9.3%も減少したといい、確かな効果を得ることができそうです。
普及させるには、少々面倒なシステムをどのように小さくして実用に耐えうるものとするかどうかがカギとなりますが、仮にそのハード面をクリアすることができたとき有力なダイエット方法の一つとなる可能性を大いに秘めているのではないでしょうか。
【参考】YOMIURI ONLINE http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20120403-OYT1T00303.htm
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