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寝ている間に視力が回復する矯正法

2010/05/22 Category: ヘルスケア

最近、メガネを新しくする際に眼科の処方箋を書いて頂くために視力検査を行なったのですが、裸眼で0.2程度という寂しい結果に。昔は裸眼で1.0以上あったのですが、パソコンのやり過ぎからなのか、どんどん視力は落ちていくばかりで、何とかしないといけないなと思いから、ブルーベリーのサプリメントを飲んでみたり、レーシックを勉強してみたりしています。

そんな「あの頃に戻りたい」という思いを実現してくれる1つの近視矯正方法があるというのです。それも寝ている間に視力を回復することができるというのですからそのお手軽さに思わず興味が湧いてきます。その視力矯正法は「オルソケラトロジー」というもので、自分も含めて聞いたことがないという人も多いでしょう。そこで今回は、オルソケラトロジー外来も行う吉野眼科クリニックの吉野健一院長のアドバイスをもとにオルソケラトロジーについて学んでみたいと思います。

◆オルソケラトロジーとは
オルソケラトロジーとは、特殊なデザインをしたハードレンズを装用したまま就寝することで、寝ている間に角膜のカーブを矯正し一時的に近視や乱視を軽減する矯正法のこといい、視力を 1.0程度にまで回復することを目標としています。オルソケラトロジーを受けることによって、多くの人が日中に裸眼で過ごすことができるようになります。

レーシックと違って手術をする必要はなく、装用をやめると元の視力に戻るのが特徴です。元々はアメリカで生まれた技術ですが、2009年4月に国内メーカーのレンズが厚生労働省の承認を受け、それ以来少しずつ認知され始めています。

◆ハードレンズの装着方法
夜に寝る前にハードレンズを装着します。寝ている間はまばたきをしないのでレンズの位置は安定し、通常のハードコンタクトレンズよりも痛みを感じることはないといいます。ただし、効果は装用しなくなると元に戻ってしまうため、基本的に毎晩のレンズ装用が必要です。

◆オルソケラトロジーの効果
通常、毎晩6、7時間の装用で、1、2週間で目的の視力を達成します。その後も毎晩の装用で日中の視力を維持しますが、効果の続き方は個人差があり一般的には24時間から36時間程度までといわれています。

◆オルソケラトロジーのデメリット
もちろんメリットもあればデメリットもあります。最も大きいのはその面倒さでしょう。一度やったらずっと効果が続く訳ではなく毎晩装用する必要があるという手間があります。また、中等度の近視までしか適応していなので、強い近視の人は利用できません。

◆費用
気になる費用ですが、自由診療ですので各クリニックによってかなり幅があり、両目で15万円から40万円くらいが目安となります。しかし、眼科専門医でない者が行っている施設もあるので、費用だけで施設を決めるのは非常に危険といえるので、しっかりと確認する必要があります。

このように見てくると、毎晩レンズを装用するのを「手間」であると思わない、また最大40万円程度の金額に対して抵抗がない人であれば、オルソケラトロジーは有効な選択肢として考えることができるといえます。費用についてはレーシック手術が普及によって下がったことを考えると、オルソケラトロジーも同様だと思います。

なんといっても手術をしなくても視力を矯正することができ、日中帯は裸眼で生活することができる喜びが金額以上の満足を得ることができるのではないでしょうか。今後もこのオルソケラトロジーの動向について注視していく必要がありそうです。

【参考】web R25
http://r25.yahoo.co.jp/fushigi/wxr_detail/?id=20100513-00002254-r25

近視は手術なしで治る―矯正コンタクトレンズで治すオルソケラトロジー イラストQ&A (21世紀の医療ブックス) 近視は手術なしで治る―矯正コンタクトレンズで治すオルソケラトロジー イラストQ&A (21世紀の医療ブックス)
(2004/01)
高柳 芳記江木 東昇

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