自分で気持ちを盛り上げていくためには
震災、停電、原発とこれまで自分たちが経験したことがないような苦難の時を今迎えています。被災地の方々はもっとつらい思いをしていることでしょう。今自分たちにできることをそれぞれのレベルで日々努力して自分たちもまた生きているのです。どうしても気持ちは落ち込み、嫌なことばかり考えてしまいがちになります。
そんなときだからこそ、自分の気持ちを自分自身の考え方を変える、もしくは見つめ直すことによって盛り上げていく必要があるのだと思います。世の中は自粛ムードが高まっていますが、そんな中でもスポーツやバラエティー番組などから一時の笑顔と新しい勇気をもらうことができます。そこで今回は日経Plus1が以前特集を組んでいた気分を一新する方法から、今こそ自分たちが考えるようにすべき内容をとりまとめて紹介したいと思います。
◆自分を元気づける言葉
まず、皆さんはどのような言葉を使って自分を励ましているでしょうか。調査の結果以下のような順位となっています。
1位: なるようになる、なるようにしかならない
2位: まあいいか、気にしない
3位: 人は人、自分は自分
4位: 明日は明日の風が吹く
5位: 時間が解決してくれる
6位: こういうときもあるさ
7位: 人生に無駄はない
8位: 明けない夜はない
9位: 死ぬ訳じゃない。生きているだけで丸儲け
10位: なんるくないさー、大丈夫
ここから言えることは、絶対に過去を振り返ってはいけないということ。反省することはいいのですが、過去と他人は変えることはできません。「もし、・・・だったら」「あの人がそうしなかったから」といった言葉を発したとしても何の意味もないのです。言葉は発止した途端に力を持ちます。自分の心に深く刻まれるのです。それがプラスの言葉であれば気持ちも盛り上がりますし、マイナスであれば落ち込みます。どちらを選んだ方がいい人生を歩めるか、言うまでもないでしょう。
◆自信を取り戻すための3ヶ条
日本精神衛生学会理事長の高塚雄介さんと東京家族ラボ主宰の池内ひろ美さんによると、自分自身に自信をを取り戻すには3つの大切な考え方があるといいます。以下にその3つを示します。
1. 自分を肯定する
人は承認欲求が強いので認められると安心します。声に出して自分自身を褒めてあげることで一歩を踏み出す勇気を得ることができるのです。
2. 明るく開き直る
恥ずかしさや失敗を恐れる気持ちは、人を前に進ませないようにします。そこで思いきり開き直ってまず行動してみるといいでしょう。なんとかなるものなのです。
3. 自分を追い詰めない
思い通りにできなくても自分を責めたりしてはいけません。それが大きな挫折感につながってしまいます。そこで、違う意見もあると自分に言い聞かせリラックスし、受け入れる気持ちの余裕を自分で強く念じて作るのです。
◆前向きになれる曲を聴く
最後に、そんな前向きになるのに誰かの力を借りてしまうという方法を紹介します。それが歌です。世間には応援ソングがたくさんあり、自分の中に1つは必ずあるのではないでしょうか。落ち込んだときにそんな曲を聴くことによって、何かきっかけをつかむことができるはずです。以下に代表的な応援ソングを示します。
・明日があるさ(1963年坂本九)
・負けないで(1993年ZARD)
・上を向いて歩こう(1961年坂本九)
・それが大事(1991年大事MANブラザーズバンド)
・ガッツだぜ!!(1995年ウルフルズ)
・どんなときも。(1991年槇原敬之)
その他、余計なことは考えずに眠ってしまうという方法もあるといいます。後で笑ってつらいときのことを話せる時が必ずやってきます。その時のために、一生懸命気持ちを盛り上げながら今を過ごしていければいいですね。
【参考】日経Plus1 2010/12/25
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