幅広いしょうがの効能を活用しよう
冬になるとポカポカする飲み物がすごく欲しくなります。特に外を歩いていて自動販売機を見つけると、絶対に冬は飲まないお汁粉やほっとレモンといったものに手が伸びてしまうという人は多いのではないでしょうか。
そんな体を温める飲み物として、風邪を引いたときなどに飲まれるもののひとつに生姜湯があります。粉末になっていてお湯をいれるだけで簡単にできるものもあれば、親にしょうがをすってもらって飲み物に入れた特製のしょうがの飲み物を作ってくれたことがある人もいるでしょう。
このように様々な効能があるしょうがの効用はどのようなものがあるのかについて見ていきたいと思います。角川SSCムック編集長の大矢麻利子さんによると、しょうがは基本的に薬味なんですが、料理やドリンクにも幅広く使え、特に冷えを防ぐ効能が抜群だといいます。しょうがの薬効成分は400種以上も存在するといわれていますが、以下にしょうがの効用の一部についてまとめたいと思います。
◆全身を温める
しょうがの辛味成分である「ジンゲロン」「ジンゲロール」が芯から温めます
◆胃液、胆汁の分泌を促進
脂ものを食べすぎたときや胃もたれに対して、脂肪の消化が促進されます
◆胃の冷えによる嘔吐をとめ、消化をよくする
吐き気、むかつき、妊娠のつわりに効果があります
◆免疫力アップ
◆疲労回復
◆せき、鼻づまりの緩和
気道の粘膜に潤いを与えます。喘息の発作止めにも効果的です
◆発汗作用
血液循環をよくし、発汗させることで熱を下げます
◆殺菌作用
シソの葉といっしょに用いると、さらに効果的です
◆消炎効果
血液の凝固を抑制する作用があります。関節痛などにも効き副作用はありません
◆関節炎、神経痛の緩和
関節炎や神経痛、脚気や中風などによる手足のまひに、効果的です
このような効果を発揮するためには、有効成分をできるだけ摂取する食べ方がいいとされています。そんな栄養は皮のすぐ下に全体の実に7割近くが詰まっているので、皮ごとすりおろすといいでしょう。また辛みの薬効成分ジンゲロールは空気に触れてから3分すると減り始めるので、切ってすぐに食べてしまいます。
こうして、体も温まると共に抱えている体のトラブルの対策にもなるしょうがは、これからの寒い季節の強い味方となると思います。さらにしょうがのいいところはあまり安く買えるということにあります。あまりお金を掛けずに安全であることは何より心強いのではないでしょうか。
【参考】
・Reluckzen http://www.reluck.com/genki_kirei/shouga.html
・web R25 http://r25.yahoo.co.jp/
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