優しい笑顔のつくり方
カメラの前に立ったときに、とっさに素敵な笑顔の表情を作ることはすごく難しいことで、自分も含めて不自然に笑っていたり、逆に表情がこわばっていたりすることも珍しくありません。写真が日常生活をうつすものであれば失敗してしまっても特に問題はありませんが、1年に1回、もしくは一生同じ場面はやってこない、という時にどうしても最高の一枚をとりたいと思うもの。
そんな最高の1枚を撮るための武器となるのが「優しい笑顔」です。自然で優しい笑顔で撮った写真は、自分の最高の一瞬をずっと残せるだけでなく周囲の人をも優しい気持ちにさせてくれるアイテムともなります。
そこで、プロの方から綺麗に撮るためのテクニックを学びたいと思います。(現役モデル、俳優として活躍している伊藤芳則さんによる)
○ 体の重心は後ろに持ってくる
○ 少し横向きに構え立体感を出す
○ 手はサイドに自然に下ろす
○ 口角を上げてあごを引く
○ 室内では、照明が顔に当たる位置に立つ
○ モデルが自然な表情なのは動きながら撮っているから。なのでカメラ前で固まらないように、日ごろから自分で自分を写したりして写真慣れしておく
○ 口角を少し上げて、あごは引き、目尻にしわが寄るのを怖がらず、むしろ寄せる気持ちで微笑む
○ 顔のアップで撮る場合、上半身だけでポーズをとろうとすると不自然になるので、全身で基本姿勢をとること
○ 歯を見せるなら上の歯のみが鉄則
× あごを上げてしまうと、あごのラインがボケるため顔が大きく見えてしまう
男性でも女性でも基本的な考え方は変わらないと思います。全部をいきなり覚えることはできないと思うので、自分の中で腑に落ちたものから実践してみるといいと思います。その違いを判断することはなかなか難しいのですが、何回も自分で自分をとることによって自分で写真を見る目が養われていくのではないでしょうか。
ずっと心の中にもモノとしても残り続ける写真だからこそ、その時の華やかな雰囲気をそのまま残す努力が必要なのだと思います。
【参考】NEWSポストセブン http://www.news-postseven.com/
愛され笑顔のつくり方―誰でもできる表情レッスン トレーニングがクセになる楽しく学べる実践法 (2008/02) 広瀬 真奈美 |
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