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ありそうでなかった「色つきシャボン玉」

2010/08/13 Category: ニュース

夢の国では、いつも赤や黄、青のシャボン玉がふわふわと浮かんでいて、背中に白い羽をつけた天使がやさしく微笑んでくれる場面が登場します。まさか白い羽の天使がそのままリアルな世界にいるとも思えないのですが、カラフルなシャボン玉というのはありそうですよね。ところが、それが今までなかったのです。

そんなカラフルなシャボン玉がこの世に生まれ、「Popular Science」誌のイノベーション大賞を受賞したのが2005年のこと。アメリカ・ミネソタ出身のTim Kehoeさんによって発明された色つきシャボン玉ですが、もともとインクやペンキを混ぜてもシャボンの玉の下のほうに色が寄ってしまうため、色をつけるのは非常に難しいとされてきました。

それをTim Kehoeさんは、人間の体温ほどの熱で消える特殊なインクを使用し、色を均一に広げる方法を考案しました。特殊なインクだからといって服に染み付いてしまうようなものではなく、15分から20分くらいで色が消えてしまい最悪でも一度洗濯すれば完全に色は消えるといいます。

気になる色は、プレストピンクとブレイジングブルーの2色でストラップヤネクストの通販サイト「にぎわい商店」で予約販売中です。商品名は「Zubbles(ザブルス)」といい、2010年9月ごろから入荷し始める模様。

この商品が誕生するまでに15年の歳月と、3億円ものお金がかかっているとあって、その気合の入れようをぜひとも実際に試してみたいところです。

1点注意事項としては、すぐに消えるからといって友達に向けてあまり飛ばさないようにすること。汚された側としてはあまり気分のいいものではないので。しかも「洗えば完全に消えるよ」などと火に油を注ぐことを言うのも厳禁です。

シャボン玉に色をつけるというありそうでなかった発想をすることができるティムさんは、きっと様々な色をまとって浮かんでいるまるで天国のような情景を思い浮かべ、そんな様子が日常的に見られるようになることを夢見て日々努力したのでしょう。その向こう側には子供たちのたくさんの笑顔が見えていたに違いありません。人を笑顔にできる仕事ができること、それが仕事人としての真の幸せなのだと思います。

【参考】Tokyo Walker
http://www.news-gate.jp/2010/0812/8/




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