人が占いを信じる理由
日本の携帯サイトの中で絶大なる人気を誇っているのが占いというジャンルです。その人気を受けてとある日本企業が中国で占いサイトを提供することになったくらい。占いのような非科学的な思考のことを精神医学の世界では「魔術的思考」というそうです。なんとも大それたネーミングではありますが、魔術とまでは行かなくても誰でも占いを信じることはあると思います。
では、人はなぜ占いを信じてしまうのでしょうか。どんなに外れていたとしても、占いを聞いたときに人は共通点を探し求め、見つかった共通点を肥大化させます。その共通点ばかりが印象に残り、結果的に占いは当たると信じてしまうのだと思います。
■人が、占い・迷信を信じてしまうワケ
人間の心は物事を類型化することに優れていて、ある事柄とある事柄の関係をパターン化して捉える傾向があります。A型は几帳面で、AB型は二重人格など、科学的な合理性を持った根拠というよりも、統計的な結果に基づいている場合が多いのです。それらは必ずしも正しい情報ではありません。
■迷信・占いに走ってしまう時
あなたが占いに行きたくなるのはどんなときでしょうか。きっと精神的に安定していて現状に満足しているときには、占いに行くといったことはしないでしょう。それが落ち込んでいるときやストレスを感じていて精神的に不安定になると、占いによってそんな自分を浮上させてくれるのではないかという期待から占いの力に頼りたくなるのです。
このように、占いは非科学的ではありますが結果的にいい占い結果だと精神的な安定をもたらしてくれ、幸せな気持ちになることからプラス要素も大きいのです。しかし、それも限度を超えてくると生活に支障をきたしてしまいます。
占いの力が大きすぎてしまい、結果的に占い自体がその人に強迫観念を抱かせてしまい、一種の強制力をもたせてしまうことになってしまいます。
「占いでこういっているから、そうしなければならない」
そんな強迫が、ますます精神的なストレスを溜め込んでしまう要因にもなってしまうのです。何でもかんでも科学的に証明されたものでないと信じないというのも少し味気ない気がするのですが、占いとの付き合い方は、自分中心都合で都合のいいときやいい結果のときだけ信じ、悪い結果の時には参考程度にとどめるくらいの心の余裕が必要なのかもしれません。
【参考】All About
http://allabout.co.jp/health/mentalillness/closeup/CU20060719A/index.htm
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