猛暑でエコの気持ちが折れそうな方へ
今年は例年になく猛暑の日が続いています。これも地球温暖化がもたらしたものともいえるのですが、その原因を絶とうと様々なエコ活動をしている人も多いのではないでしょうか。例えばエアコンの温度を上げたり、なるべくレジ袋をなくしたりコツコツとつけていることと思います。
しかし、この暑さでは冷房をなるべくつけないで扇風機にしたとしても、暖かい空気をかき混ぜているだけで一向に涼しさを感じることができないばかりでなく、イライラが募り会社では生産性が落ちてしまうといった弊害も少なからずあると思います。以前自分の会社で西日によって室温が30度を超えてしまったときには、さすがに仕事に集中することができずに、涼しい場所に移動したくなったものです。
そんな猛暑によってエコ活動自体に嫌気が生じてしまっている状況を日本経済新聞では「エコ疲れ」として、エコ疲れを防ぐための5か条を紹介しています。これを見ながら、上手なエコ活動を模索してみたいと思います。
<エコ疲れを防ぐ5か条>
1. 我慢はしない。肩の力を抜いて「無駄を省く」くらいの気持ちで
2. 子供の夏休みの宿題にするなど、家族みんなで取り組む
3. 環境家計簿などを使い、効果を実感する
4. 省エネで浮いたお金で、スイーツなど自分へのご褒美を買う
5. 「地球のため」と考えるとイメージがわかないことも。子供や孫の顔を思い浮かべてみる
この中で根本的な解決になっていないものもありますが、絶対にそうしなければならないという無理をすることによって、その反発で嫌だと思う気持ちも芽生えてしまいがちになってしまうので、気楽な気持ちで楽しむことことが一番大切だと思います。
また、早寝早起きも併せて記事の中で勧めています。夜早く寝ることで電気代を節約し、朝早く起きることによって健康にいいということから、比較的柔軟な発想の環境省が「朝チャレ!」と題した事業まで推進しているのです。
ちなみに環境省によると、家庭で1日1時間だけ夜の電気使用を減らした場合のCO2削減効果は1世帯当たり・年間で以下のようになると試算しています。
・照明の使用時間を短縮した場合
- 照明のCO2排出量:約85kg
・エアコンの使用時間を短縮した場合
- 年間CO2削減量:約58kg
・テレビの使用時間を短縮した場合
- 削減量:約165kg
大切なことは、その行動が習慣化してエコや地球環境のことを意識しなくても自然にすることができるようになることだと思います。今は、無理がある部分もありますが、自分の活動が目に見えて効果を発揮されたとき、それが楽しみに変わりいつかは習慣となっていくといいと感じています。
【参考】
・日本経済新聞 2010/08/11
・環境省 http://www.env.go.jp/press/press.php?serial=12611
暮らしの省エネ事典 (2009/09) 山川 文子 |
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