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親子でいやされるベビーマッサージの効果とは

2010/04/25 Category: 子育て

赤ちゃんを寝かせ、うまく手遊びをしながらオイルを使って体全身をマッサージしてあげるベビーマッサージを積極的に行なう人が増えているといいます。その背景としては、「親子のきずなを深められる」「赤ちゃんの発育や発達にいい」というイメージが広がっているためで、ベビーマッサージをするための資格まであるとのこと。

我が子が6ヶ月くらいの時も、奥さんはベビーマッサージを試みたそうですが、周囲の赤ちゃんが気持ちよさそうに目をつぶっているのに対して、我が子は寝かされただけで暴れるわ、泣き叫ぶわの大騒ぎ。それ以来、二度と試みることはなかったといいます。そんな子供も今では元気に走り回っているのですが。

◆ベビーマッサージの起源
ベビーマッサージはもともとアジアやアフリカなど多くの文化圏では習慣化されていたもので、1970年代にフランスの医師がインドの親子間のオイルを使ったマッサージをヨーロッパに紹介し、それが体系化され世界的に普及したとされています。日本では1990年代後半に導入され、各地の産科施設などで広く講座が開設されています。

◆科学的にも実証されているマッサージの効果
東京電機大先端工学研究所の小谷博子博士が、1歳未満の赤ちゃんの母親5人に15分間マッサージしてもらい、生理的な変化を調べました。それによると、母子ともに体表面の温度が上昇したほか、唾液中のストレスホルモンの成分濃度が低下する傾向が見られたといいます。また、母親の脳ではリラックス状態を示すアルファ波が倍増、心拍数も低下し、血圧も最高・最低ともに低下しました。

このことから、マッサージによって母子ともに、リラックスしたことを示す結果が出たと結論づけています。マッサージは赤ちゃんの健康に良いだけでなく、母親のストレス緩和や育児不安軽減の方法としても有効だったのです。海外でも夜寝付くまでに40分以上かかっていた乳幼児が、就寝前のマッサージを続けて4週間後に約25分で眠りにつくようになったという報告もあります。

◆マッサージオイルの選び方
赤ちゃんの肌は角質が薄く、デリケートなのですが、オイルを使うことで摩擦によるダメージを防ぐことができるといいます。そんなオイルとしては、スイートアーモンド油などの100%天然の植物油が適していると専門家は話します。

子供だけではなく、母親にとっても大きなメリットがあるベビーマッサージはこれから様々なところで取り上げられ、もっと普及していくことと思います。子供の笑った顔は、それまでのつらい育児も一時忘れることができるほどの力を持っています。マッサージをしてあげるという心の余裕と重なり合ったとき、親子共に心から
子育てを楽しくことができるのではないでしょうか。とりあえず、我が子にはもうベビーマッサージは通用しないので、ベビーソープを使って遊んでみようと思います。

【参考】毎日jp
http://mainichi.jp/life/edu/news/20100423ddm013100102000c.html


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