子供に整理整頓を身につけさせるには
今日も朝から子供は色々なおもちゃで遊び、遊んだ後はそのまま放置しています。段々部屋の中がおもちゃや本で散らかっていき、奥さんの機嫌も徐々に悪くなるばかり。子供だけではなく大人でも「整理」が苦手な人が多いというのに、子供に対して嫌々ではなく楽しみながら整理整頓をさせたいものです。
例えば、部屋の模様替えをしながら整理する場所を決めたり、子供に「がんばり表」を作ってあげてきちんとできたら花丸をあげたり、片付けやすいように場所を低い位置にしてあげたりする人もいます。自分の場合は、木のレールで電車遊びをした後は、子供と一緒に「ないなーい」といいながら片付けをしています。箱に投げ込むのが楽しいようで、遊びながら整理しています。でもこんな風にすべてのおもちゃを整理させることはなかなかできません。
そこで、「『捨てる!』技術」で有名な消費行動研究家の辰巳渚さんのアドバイスをもとに子供に整理整頓を身につけさせるコツについてまとめてみたいと思います。この中でひとつでも実践できるものがあればいいですね。
1.手本を示す
一方的に押しつけたりガミガミと言うだけでは、子供は泣いてばかりで実行しないでしょう。親が一緒に片付けながらどこにしまったらいいのかを具体的に教えてあげます。
2.ルールを決める
おもちゃなどはどんどん増えていきます。定期的に不要なものを相談して捨て、「おもちゃはこの箱1個分」等のルールを決めましょう。
3.しまう場所はシンプルに
棚を開けてその中の引き出しにしまったり、奥にある箱に入れるために手前の箱を取り出す、等という動作は子供にとっては複雑すぎて苦手です。左手で開け右手で入れられる場所が理想です。
4.根気よく教える
なかなかうまくいかなくても辛抱強く教え続けます。困っている様子であれば「絵本はこの棚に入れるんだよね」とか「最初にこのぬいぐるみを個々にしまったらどうかな?」というふうに優しくアドバイスしてあげます。
誰だって始めはうまくいく訳がありません。一番大切なのは、きちんと自分で整理整頓ができたときに褒めてあげること。そして片付けた後は思いきり好きなことをやらせてあげれば、次回から片付けを少しずつするようになるのです。早速これを子供と一緒にやってみたいと思います。
【参考】日本経済新聞 2010/02/19
親子で片づけが上手になる!―整理のコツを覚えれば頭もよくなる (2008/07/04) 辰巳 渚 |
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