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コピペを見破るソフト

2009/12/12 Category: ニュース

インターネット時代にあって、学生が提出するレポートや論文が多くの人の間で似た状態になる現象が様々な先生の間から聞こえてきます。自分はインターネットが今ほど普及していなかった頃に学生だったのですが、周囲にはレポートを誰かから写していたり、過去のコピーノートから写したりする人は普通にいました。それが今では簡単にコピーすることができることから、そういったレポートの数が増加していることが考えられ、注目を浴びているのかもしれません。

そんなコピペを簡単に判断できるソフトウェアがソフト開発会社のアンクから発売されました。その名も「コピペルナー」といい、文章中のどの部分が引用しているのか、引用先はどこか、さらに全体でどのくらい引用されているのかをビジュアル的に把握することができるようなインターフェースになっています。このソフトの根幹となるテクノロジーは金沢工業大学知的財産科学研究センター長の杉光一成教授が考えたものが土台になっているといいます。

このソフトが高校や大学に広く出回るようになると、簡単なコピペをしてレポートを提出しようという人は必ず減るでしょう。自分も高校や大学を経験しているので、レポートや論文を作成することが面倒だと感じたこともあります。しかし、社会人になって思うことは、その頃に一生懸命考えて自分なりの意見や考察を作り上げる努力はすごく大切なことで、もっとやっておくべきだったという後悔が先に立ちます。社会人になると自分の前にあるのは答えのない問題ばかり。インターネットや先人の書物には答えは書いてなく、自分で見つけ出していく必要があるのです。それも確実な正解があるのではなく、どこまで自分の意見を論理的に述べることができるかが重要なのです。そういう訓練は学生の頃にどれだけ積んでいたかによって差は大きく出てきます。

自分は、このソフトが広く普及し自分たちが自分で答えを見つける努力をする環境が整っていけばいいと思います。学生の頃にそう思えればよかったのですが、周囲が見えるようになるのは何事も後になってからなんですよね。

【参考】RBB TODAY
http://www.rbbtoday.com/news/20091211/64378.html


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