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自然から学ぶ遊び

2009/10/07 Category: 日記

みなさんは、子供の頃どんな遊びをしましたか?小学生だったあの時、学校が終わって家に帰ってから家で遊んでいた人もいれば、習い事をしていた人もいるでしょう。

自分が小学生だった頃、家の周囲は山で囲まれていて小さな川が流れていました。学校が終わっていつも行くのは山の中で、頂上に秘密基地がありました。とくに何があるわけでもないのですが木の上に登っては何となく優越感に浸り、ツルを切ってターザンごっこをして、川ではタニシやザリガニを日が暮れるまで採っていました。

先日会社の先輩が小学生だった頃の話をしていたときのこと、先輩は淡路島の出身の方なのですが、小さな島まで海を泳いでいってその島にある比較的高いところから海へ飛び込むことができなければ一人前として、周囲の子供たちから認められなかったそうです。当然ほとんどの子供たちは泳ぐことができ、そして飛び込むことも平気なんだそうです。

このように自然の中は作られた世界では体験することができないような実に多くのことを学ぶことができる場所なのです。大人になってから、具体的にどんな能力が付いたかを量ることはできませんが、人として大切な感情やものへの興味、そして何よりも懐かしい思い出を得ることができるのです。これは他のどんな遊びよりも自然の中で遊んだ方が強いのではないでしょうか。

自分が昔遊んだ山は切り崩され住宅街となり跡形もなくなっています。そこに住む人は昔のような遊びをすることはもうできないのです。それを思うとなんとなく寂しく感じてしまいますが、今も自分が自然の中へ向かえば遊ぶことはできます。昔は受動的だったものを能動的に探すことで、多くの発見を得ることができるのです。自分の子供にはそのような自分から様々な不思議や体験を求めていって、自然から大切なものを教えてもらえることを知っていって欲しいと思います。

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