すてきな褒め言葉「さすが」
人は誰かに褒められると嬉しいものです。褒められることによってまた頑張ろうと思えるし、プラスの力が働きます。プラスの力というのはまた新しいことを行う原動力となり人間関係をより強くする上で非常に大切なものなのです。
しかし褒めると一言にいっても実に様々な言葉があります。外見を褒める「綺麗ですね」「格好いいですね」、結果について褒める「見事ですね」「完璧ですね」など数え上げればきりがありません。特に会社などでは上下関係もありますから、自分が褒めているつもりでも相手にとって逆に失礼になってしまうこともあり注意が必要です。
そんな褒め言葉として万能なのが「さすが」という言葉です。この「さすが」という言葉は「さすが○○さん、できが違いますね」というように、自分が相手に求めていたものをやっていただいてありがとうという気持ちと共に、これまで高く評価してきたのだけどやはり思った通りだったという信頼のニュアンスを相手に伝えることができる点が優れています。
相手に感謝、高い評価、信頼という3つを同時に伝えることができる言葉はあまり多くないのではないでしょうか。しかもこの言葉は上下関係に関係なく利用することができます。より効果を上げるためには、さすがだと思った内容をできるだけ詳しく付け加えてあげるといいでしょう。例えば、仕事をお願いした同僚から返ってきたものに対して「文章のまとめ方と考察の深さはさすが○○だね。」など。
単純にありがとうと言ったり、仰々しく信頼や高評価だというのではなく、この「さすが」によって、些細な会話の中で相手を自然に褒めることができるのがいい点なのではないかと思います。是非明日から使ってみてはいかがでしょうか。
【参考】日経Plus1 2009年9月26日
おとなの女の世渡り力―仕事で人生できちんと年をかさね続ける 人間関係から恋愛作法まで87のルール (2009/05) 今井 登茂子 |
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