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声のイメージアップ作戦

2009/09/18 Category: ビジネス

どんな相手でも初対面の場面は必ずあります。外見で人を判断することはいけないといわれていますが、場合によっては1回や2回しか会わない人もいます。その人が大切な仕事相手だったりした場合には、その1回や2回という数少ない場面が非常に大切なものとなり、判断材料は必然的に直接感じることのできる視覚や聴覚になります。

今回は、この聴覚という点に着目し、初対面時などで相手への印象をよくするための声の工夫について考えてみたいと思います。声は練習次第でいくらでもうまく出せるようになると青山ヴォイス・メイクアップアカデミーの白石謙二代表はいいます。そこで白石さんのアドバイスをもとにいい声の出し方について勉強してみたいと思います。

◆ステップ1 トレーニング編
以下の動作を毎朝鏡の前で3分間行います。
・腹式呼吸
口からゆっくり「スー」といいながら息を吐きます。この時腹筋が締まり、お腹がへこんでいくのを実感します。2秒間息を止めたら腹筋を緩めていきます。吸おうと思わなくてもお腹が膨らみ、息が自然と鼻から入ってきます。
・口を動かす
口を大きく開いたり突き出したりしながら「アイウエオアオ」と動かします。
・発声
「おはようございます」「こんにちは」など挨拶の言葉を明瞭に発音します。はきはきした感じで話せるといいでしょう。

◆ステップ2 実践編
以下の声をうまく使い分けます。
・チェストボイス
あごを引き、胸のあたりで響かせるイメージで発声します。目の前の人に語りかけるとき、説得したいときにいいでしょう。
・ヘッドボイス
頭のてっぺんを響かせるつもりで発声します。広い広場で話すとき、注目して欲しいときに向いています。
・ミドルボイス
顔の中心を響かせるともりで発声します。少し離れた人に話す時や、言いたいことをはっきり伝えたいときに向いています。

◆ステップ3 応用編
以下のように変化をつけて話します。ここではプレゼンテーション時を例に挙げます。
・ヘッドボイス
はじめの挨拶の場面で利用します。
・ミドルボイス
相手との世間話や説明時に利用します。
・チェストボイス
話を核心の部分に持って行く場合に利用します。

さらに声のプロである歌い手の楠瀬誠志郎さんは低音の重要性を語っています。子守歌でも安心感を与えるには低い声が大切であり、低い声を上手に出すために、「胸振発声法」というトレーニング方法を紹介しています。胸のあばら骨周辺を楽器に見立て、声を響かせます。コツは下に向かって「オーモーヨー」と発声したりすることによって上達が早くなるそうです。

このように声は相手に心を届けることができる大切な道具の一つです。見た目と共に印象は全く違ってくることはいうまでもありません。様々な声を種類を混ぜながら意図的に相手と話をすることができたとき、気持ちの伝わり方も大きく変わってくるのだと思います。

【参考】日経Plus1 2009年9月12日

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