いつも思い巡らす訓練を
世の中には多くの「アイデア発想法」の類が紹介されているビジネス書籍が多くあります。何らかの即効性のある「必勝法」なるものがそこに書かれているのではないかと期待して手にとって読んでみたり、時には購入したりします。
しかし、当たり前なのですが本を読んだ次の瞬間から、アイデアが次々と浮かんでくるということはありません。それでもなかなかこの当たり前のことが気がつかないもの。なので、上記のようなビジネス書籍はいつの時も売れ筋商品になっているのだと思います。
とある新聞のコラムにて、慶應義塾大学特別招聘教授の夏野剛さんがアイデアを生み出す源泉について語っておりました。そのれは「こうしたらもっとよくなるのではないか」と常に想像してみるということ。いつも頭を働かせているようにすれば、思いついたことが役に立つことがありますと言っています。
この言葉は、非常に重みのある内容だと思います。頭は働かせていないとどんどん楽をするようにできていると、脳科学の方がおっしゃっていますが、まさにアイデアの源泉も同じなのです。常に掘り進めていないとすぐに埋まってしまう。毎日少しずつの「こうなったらいいな」を積み重ねることによって、思わぬところでそれが役に立つこともあるのです。
それをはじめはつらいかもしれないけど意識して続けていく、そこで思いついた「こうなるといいな」を書き留める。そんな動作を繰り返すと、その先には見たことがないようなアイデアの源泉を自分の中に作り出すことができるのではないでしょうか。
先週、来年度用の手帳を購入したので、1日1個の「こうなったらいいな」を書き残していきたいと思います。続けていった先の自分がどうなっているかを楽しみにしながら。
【参考】日経Plus1 2011/12/03
1兆円を稼いだ男の仕事術 (2009/07/02) 夏野 剛 |
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