渋滞はなぜ起こるの?
今年のゴールデンウィークは最大16連休にもなることと、高速道路料金が1000円になるなどこれ以上ないといっていいほど渋滞する要素ばかりが目に付いてしまいます。こんな時こそどこにも出かけないでじっとしているのが一番いいのですが、それでもせっかくの休みなのでどこか行きたくなるのが人情というものです。
もちろん渋滞は覚悟の上だと思いますが、よく考えてみると渋滞はなぜ起こるのでしょうか。よくテレビやラジオでおなじみの渋滞ポイントという場所があります。自分がすむ関東では、関越道の花園IC、中央道は小仏トンネル、八王子バス停、東名では綾瀬バス停などいつも先頭になる場所があります。こういった場所には特徴があったのです。
1.自動車台数の増加によるもの
インターチェンジ合流部などで見られる「ボトルネック型」の渋滞では、合流地点の車線数減少によって道路交通容量が低下します。車線が少なくなったりする場所ではどうしても自然発生的に車は混んでしまうのです。
2.自動車の減速によるもの
視覚的に狭く感じるトンネルでは心理的なボトルネック現象が発生しやすく、また暗くなることで体感速度が上がり、ついブレーキを踏みがちになります。また、下り坂から上り坂へと切り替わる「サグ」と呼ばれる地点では、ドライバーが上り坂になったと気付かずアクセルを緩めてしまうことが渋滞発生の原因となっているのです。他にも料金所や坂道といった地点で、渋滞が発生しているようです。
JH東日本によると、いつもならあまり渋滞しないところでも発生し、その発生回数は昨年の1.7倍となり、30キロ以上の長い渋滞が昨年の2倍程度発生しそうだといいます。そこで、日刊ゲンダイで紹介されていた渋滞予想ポイントについて紹介したいと思います。
【東名高速】
下りは1日の夜中から渋滞が始まる。23時に沼津ICを先頭に30キロ。2、3日の7時、4日の9時は東京ICを入った途端、厚木ICまでビッチリだ。上りは3、4日の19時、5日の20時にそれぞれ大井松田IC、御殿場ICから横浜町田ICまでつながってしまう。
【東北道】
下りは2日7時に栃木IC末尾に40キロ、そこをやっと抜けても矢吹ICから再び40キロの渋滞だ。最悪の場合、これがつながって100キロ前後の大渋滞となる恐れもある。3、4日の8時に川口JCTから羽生ICまでつながるが、川口JCTへ向かう車で首都高・川口線に渋滞が伸びると予想される。上りは4、5日の16?17時に宇都宮ICを先頭に白河ICまで。
【関越道】
今年のGWで最も渋滞多発が予想されているのが、長野・善光寺の御開帳に向かう車が集中する関越道だ。2、3、4日の下りは7?8時に大泉JCTのETCゲートに並ぶ渋滞で始まって、花園ICまで60キロ近い難行苦行。上信越道・八風山TN付近、長野ICでも混雑しそうだ。上りは4、5日の17?18時に高崎JCTから東松山IC付近まで45キロ。
【中央道】
1日21時、2日5時、3日6時、4日7時に下りは高井戸ICから相模湖ICまでつながってしまう。上りは26日17時、3日18時、4日15時、5日17時に大月ICや勝沼ICから八王子JCTまで35キロ以上の渋滞。
【中国自動車道】
2日の8?10時に西宮山口JCTを先頭に、名神高速・京都東IC、京滋バイパス・笠取IC、近畿自動車道・東大阪JCTから動かなくなる。渋滞通過に3?5時間だ。
ゴールデンウィークが終わったとき、上記の内容が正しかったのか取り越し苦労で済んだのかは分かるとは思いますが、昨年のようなガソリン高もなく、車で行楽地で出かけるための要因は揃っていることから、少しでも渋滞に巻き込まれないように車内での過ごし方の準備と早めの行動が大切だと思います。
【参考】
・日刊ゲンダイ 2009年4月21日
・gooニュース http://news.goo.ne.jp/article/gookeyword/life/20090424.html
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