1日の総活動カロリーを計測しよう
あなたは、今日どのくらいのカロリーを消費しましたか?
そう言われて、数値を答えることは実は意外にも難しいのではないでしょうか。マラソンを10分したから80キロカロリーだとか簡単な計算方法はありますが、その計算式がどの程度正確なのかを知るすべはありません。食事の消費エネルギーは1キロカロリー単位で書かれているのに対して、活動による消費エネルギーをある程度正確に把握できないというのもなんだか悲しい気がします。
そんなありそうでなかった、1日の総消費エネルギーと活動の状態を表示する計測器「カロリズム AM120」が体重計などで有名なタニタから発売されました。これは家事やデスクワークなどの活動でも消費エネルギーを計測することができる、いわば「活動量計」ともいえる機械なんです。
見た目は万歩計なんですが、歩数計との違いは歩行だけでなく日常のさまざまな活動のエネルギー消費量などを計測する点にあります。こういった活動エネルギーを計測する機械自体は業務用としてはあったそうなんですが、一般向けとして発売されたのは今回がはじめてだとタニタの担当者の方は話しています。
カロリズムの気になる計測方法ですが、計測は「吸気分析法(間接熱量測定)」のデータと、3Dセンサーからのデータに登録した個人の体組成情報を組み合わせ、消費エネルギー量を推定しています。耳慣れない言葉が出てきましたが、間接熱量測定とは呼気中のガスを分析することによって酸素摂取量を測定し、この酸素摂取量からエネルギー量を換算するものです。
体内におけるエネルギーの発生は糖や脂肪を主な燃料としていますが、燃料からエネルギーを作り出すためには酸素が必要です。なので酸素を使った量が分かれば、発生したエネルギーが分かるという考え方に基づいています。
これまで1日の総消費エネルギー量を計測する機器として「ヒューマンカロリーメーター」と呼ばれるものがありました。これは機械の内部で被験者が24時間活動することで、総消費エネルギー量を非常に正確に計測できるというものなんですが、計測器は密室になっていて、日本この機械は4台しかないので一般の人が使うことができなかったのです。
そこで、タニタはこのヒューマンカロリーメーターを使って実際に色々計測してみて取得した膨大なデータから独自のアルゴリズムを考案し、それを万歩計のような取り付けるだけの機械の心臓部として組み込んだのです。ヒューマンカロリーメーターとカロリズムの間で1に近づくほど相関があるとされる相関関係は0.907という非常に高い値を示していることからも正確さはうかがい知ることができるでしょう。
計測ができる主な項目は以下の通り。
・総消費エネルギー
・安静時代謝量
・活動エネルギー量
・脂肪燃焼量
・歩数
・歩行時間
・歩行距離
・運動強度を示す単位の「メッツ」
・運動の量を示す単位の「エクササイズ(メッツ×時間)」
このカロリズムを上半身に取り付けるだけで、家事やデスクワークなどわずかな身体活動の消費エネルギーが計測でき、洗濯物を干すといった上半身のみの活動における消費エネルギー量も測定できるというのですから、まさにこれまでよく分からなかった消費カロリーをある程度正確に把握することができるようになったのです。
これはダイエットやメタボで気になる方も日頃の活動量を考慮して、食事やおやつ、飲酒などをコントロールすることだってできるようになることから強力な助っ人と言えるのではないでしょうか。
【参考】家電watch
http://kaden.watch.impress.co.jp/docs/news/20090401_80230.html
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