お金があればマラソンも懸賞も当たる?!
お金をたくさん支払ってでも欲しいものは欲しいと考える人はいつの時代でもいるもので。このような欲求は不況等の影響を受けにくく、一定量いたりします。最近の例でいうと、盛況のうちに終了した2009年東京マラソンにおいて、2010年からセレブ枠というものを作る構想があります。
これは、石原都知事が明らかにした内容で、あと1000人くらい増やすことができそうな出走枠に対して、その権利をオークション形式にするというものです。基本的に1万円程度の参加エントリー代に対して100万円出してでも走りたいという人はお金を積むことによってその権利をGETすることができる仕組みで、差額分はチャリティーに回すなどの考えをもっているとのこと。
もう一つの例が、どうしても欲しい企業キャンペーンの賞品です。かつてはボスジャンなどが話題になりましたが、完全に当たるかどうかは運任せでした。しかし、どうしても欲しい賞品を必ずゲットできる方法があるのです。それが「セルフリキデーション」なんです。「セルリキ」とも呼ばれていて、応募者が一定額以上の商品を購入することを条件として景品を確実に手に入れる方法で、これもお金を負担することによって商品を確実にGETすることができる方式といえます。アサヒスーパードライでは、シールを集めて応募しさらに1500円追加でタンブラー、2500円追加でビールサーバがもらえるといったキャンペーンも実際に行われています。
このように、お金を多く支払うことで自分の欲求を満たすことができるビジネスモデルはこれからも需要の大きい分野で広がっていくのかもしれません。不公平である等、様々な批判はあると思いますが、需要があるところに対してその価格がつり上がっていくのはビジネスの世界では当然の仕組みです。
大切なことは、公共性の高いものへの波及を抑えることにあります。例えば水道も高く落札した人へだけ配るのというのはありえない話です。同様に市民マラソンとして定着しつつある東京マラソンで、お金をたくさん支払わないと走れない大会にした場合、その大会の盛り上がりは欠け、いずれは衰退することになるでしょう。オークション形式をとる場合、その内容が公共性のあるものかどうかが一つの判断材料となるのです。
【参考】
・内外タイムズ http://npn.co.jp/article/detail/40127906/
・Business Media 誠 http://bizmakoto.jp/makoto/articles/0903/25/news107.html
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