メタボ新指標はウエストと身長がキーポイント
すでに一般用語となっていて何とかしないといけないという思いが定着してきたメタボリック症候群ですが、主にBMIという数値がその指標として使われてきました。BMIは、体重を身長で2回割ったもので、25以上だと肥満であると判断します。
また、この肥満体型時の目安として男性だとウエスト85cm、女性だと90cmとされてきましたが、このウエスト値はその人の身長によっても問題とすべきかどうかの判断が違ってくるのではないかという疑問が生じ始めていました。事実、ある健診でこの基準に照らし合わせたら、BMI25以上の人の61%の人を見落としてしまったというデータもあります。
そこに、虎ノ門病院健康管理センター医長である謝勲東医師を中心に新しいメタボ指標を提唱し始めました。これは、ウエストを身長で割った値が0.5以上であれば要注意とするものであり、上記で示した健診でもこの基準を使ったことによって98%の人をキャッチすることができたそうです。
BMIやウエスト値だけを見るのではなく、この新指標を使うことによってこれまで見逃されていたり自分でも安心していた人に改めて注意喚起を促すことができるようになります。ちなみにこの指標値は厚生労働省が6歳から15歳向けにつくったメタボリック症候群の基準にも盛り込まれているそうで、信憑性もありそうです。
この新指標が0.5以上のとき、高血圧、高血糖、高中性脂肪、低HDLコレステロールといったリスクが高まるといい、同じウエスト値でも身長が低い方がリスクは高まるそうです。
しかし、この指標も世界レベルで現在も研究が進められている最中であり評価検証中のものになるため、あまり過信しすぎるのではなくあくまで健康をはかる指標の一つくらい思っておくのがいいかもしれません。本当は、指標に踊らされるのではなくその前に自分から率先して運動しないといけないんですよね。今年の定期健診が今から恐ろしくなってきました。
【参考】be on Sunday 3月1日
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