萌え米に続くか「萌えカレー」
世は空前の萌えブーム。
至る所で「萌え」が溢れています。以前のブログでも紹介しましたが、米に萌え系イラストを掲載したところものすごい売り上げを記録したのが、秋田県羽後町にあるJAうごが売り出したあきたこまちです。わずか4ヶ月で2年分の米を売ってしまったことからもこの勢いはおわかりいただけるでしょう。
イラストレーターである西又葵さんがデザインを担当したこのあきたこまちは、これまで米なんて買ったことがない20代から30代の男性をも顧客に取り込み凄い人気となりました。
西又葵さんと羽後町とのつながりは、2008年6月に遡ります。羽後町の商店街で「美少女イラストコンテスト」のイベントが行われ、そこに西又先生をゲストとして招いたことから始まるそうです。そこで、西又先生が非常に羽後町を気に入ったことからこのような縁となりました。
そんなJAうごが次に仕掛けたのが萌えカレーです。「羽後牛カレー」として売り始めたこのカレーにパッケージにもやはり西又葵さんの萌え萌え美少女イラストが掲載されていて、米だけでなくカレーでも大人気商品となりつつあります。今年2月2日から発売しはじめ、用意していた1000 ケースがあっという間に完売。追加で1000ケースを作りましたが、これもすぐに完売してしまったそうです。そこで、さらに1000ケースを追加しての販売を現在対応しているほど。
東北には、前沢牛や米沢牛など多くの有名ブランドがありますが、この「羽後牛」も負けない美味しさをもっていると関係者は話しています。カレー1袋200グラム中、ステーキ肉のような羽後牛の塊が50?60グラム入っていて、非常に食い応えのある贅沢カレーといえます。
1ケースから購入することができ、ケース中に200グラムのカレーが2袋入っており、価格は1,764円と高額です。高いという声もあるそうですが、肉が凄いことになっているので、十分コストパフォーマンスがあり、概ね満足しているそうです。
このカレーは萌えパッケージのほかに、萌えコースターも1枚同封しています。デザインは3種で、どれが当たるかは買ってのお楽しみという、まさに全部コンプリートしたくなるほどの企画は、どこかのアイドルグループを連想させます。きっとヲタの皆様は3種類必須でしょうね。
現在はJAうごのウェブサイトか、羽後町内の羽後牛を取り扱っているお肉屋さんで販売中で、今後スーパー等でも販売する予定ということで、もしかしたら身近に見ることができるかもしれません。一見全く関係のないカレーとご飯と萌え系。きっかけはどうであれ、これまで購入することのなかった人たちが目を向けるようになり、その結果地方の農業が活性化するのであれば、こんないいことはないと思います。他の町も様々なクリエーターと組んで商品化してみるといいのではないでしょうか。
【参考】excite ニュース
http://www.excite.co.jp/News/bit/E1235621845379.html
西又葵グッズ クッションカバー[エグゾースト]《予約商品05月発売》
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