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ドギーバッグを広めるために

2009/02/07 Category: 環境問題

ドギーバッグ

「モッタイナイ」

日本では、この言葉を古くから使ってきました。捨てたらもったいないので何とか再利用しようとする姿勢がかつてはあったのですが、最近この意識が徐々に失われてきているといいます。飲食店や宴会などで食べ残される料理は、まだ食べることができるにも関わらずそのまま捨てられていく運命にあります。このように外食産業だけで年間300万トンもの食品を廃棄していて、一般家庭なども合わせると年間廃棄量は約1900万トンに上り、その中で本来なら食べられると推計されるものは500万から900万トンはあるそうです。

本当に少しずつではありますが、この現状を改善しようと欧米で定着している食べ残しを持って帰るための容器「ドギーバッグ」を広めようとする動きも広がりつつあります。ドギーバッグとは、持って帰る人が食べるとは言いにくいことから「犬の餌にする」という名目で食べ残しを詰めてもらおうというのが由来となって名付けられた言葉です。

しかし残念ながらほとんどの飲食店で、このドギーバックに詰めて持って帰ることを許容していないのが現実です。食品衛生法では特別持ち帰りに対する規制はないのですが、仮に持って帰ったものを食べたことによって食中毒が起こった場合には、事業者側に責任が及び、最悪のケースとして営業停止の処分を受けることも考えられることから、そのリスクをとってまで持ち帰りをして欲しくないというのが現状だと思います。

確かに、持ち帰り用にドギーバッグに詰めてあげるサービスを提供することによって、料理は家庭で実際に客の口にはいるまでがお店の責任になるという考え方は自然です。宅配サービスも同様に店で調理したものを家庭で食べるまで提供するサービスではありますが、こちらは店から出る料理に対して客が手や口を付けていないため、細菌の繁殖等のリスクは最小限に抑えられています。いつでも環境問題や食糧問題といった直接収益を生まないものは後回しにならざるを得ないのかもしれません。

とはいいつつも、宴会ででた料理やレストランでの食事でどうしても食べられないものは残すのがもったいないですよね。持って帰って夜や翌朝のおかずになったら、どんなに楽でしょう。昔北海道に奥さんと旅行に行った際に、札幌で大量のカニを残していった宴会客がいたのですが、こんなもったいないことはないなと実感したことを思い出します。どのようにしたら、このドギーバッグを使った持ち帰りサービスを普及することができるのかその施策について考えてみたいと思います。

1.食中毒などのリスクをお互いにとがめない
 最も普及を抑止している要因はこれなので、持って帰る段階で客としてもそれを後で食べたからお腹を壊したから店側の責任だととがめてはいけないと思います。あくまで「犬の餌」として持って帰るのですから、そこには持って帰るリスクを考慮しておく必要があります。

2.容器に工夫を
 最終形態としては、持参した容器を店に渡すことによってそれに詰めてもらう形が望ましいのですが、始めはプラスチック製の容器に店で詰めてもらうのもいいと思います。客が持参した容器は、店で急速殺菌処理ができる機械を導入することも必要でしょう。店としては食糧問題に対して対策を打っているんだというメッセージを社会へ発進し、CSR(企業の社会的責任)を全うしているんだと訴えることでプラスイメージを訴求することができるでしょう。

3.持って帰るのが当たり前という文化を
 何より大切なのが、持って帰るのは当たり前なんだという風土を作ることだと思います。マスコミや新聞等でどんどん紹介していくことによって、自分たちのなかで既成事実化させることができれば、そこに店も追従してきてくれると思います。

本当に食糧が足らないという状況になってから、あわててみんなで対策を考えるのではなく、事前にできることをできるところから始めることが大切ではないでしょうか。自分たちが昔から持っていた「もったいない」という精神、そしておろそかにすると「もったいないお化けがでる」といった考え方に訴えることができるドギーバッグサービスが当たり前のこととなる日が早く来るといいですね。

【参考】日本経済新聞 2月7日


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