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上に立つ者には3レベルある

2008/10/26 Category: ビジネス

人を心服させるトップリーダー学―なぜ彼らの周りには人が集まるのか今の会社に就職してから今まで、自分が所属する部署のボスは3人替わりました。それぞれにその人の特徴が出ていてやり方もそれぞれです。

その中で自分のサラリーマンとして影響を与えてくれた方は初めてのボスです。その方は偉い方にも関わらず決しておごることなく、気さくに自分たちと接してくれます。その方は人徳から来るのか、多くの結婚式の場で主賓としてスピーチを行うのですが、お願いしている時間より必ずオーバーします。そして、いつも心に残るメッセージを残してくれるのです。

つい先日、そのボスと自分たちの同期4人で飲む機会がありました。彼はいつもの通り3時間くらいの飲み会の中で2時間半くらいはしゃべり続けていたのですが、その話の中でなるほどと思ったのが「上に立つ者はこうあるべき」という3レベルです。

上に立つ者は、決して偉いわけではなく、それぞれの仕事を分業しているのだということを決して忘れてはいけないと彼は言います。平社員には平社員業が、課長には課長業が、部長には部長業が、社長には社長業がそれぞれあって、部長は平社員の仕事はできないのだから、それぞれが依頼し合っているのだと。だから、上下という関係を心に持ってはいけないのだといいます。

上に立つ者は以下の3つのレベルがあるそうです。

1.利服
2.畏服
3.心服

まず「利服」は、利害関係者から「この人の近くにいれば利益を出せるから」という理由で上の立場を利用されます。しかし、弱点として自分が立場から外れてしまうと、とたんに他人から見放されてしまいます。

次の「畏服」ですが、いわゆる恐怖政治ですね。相手に畏怖感を与え押さえつけるような仕事をします。上司としてかなり有能な知識は持っているのですが、これも他人から尊敬や人間的なファンを惹きつけることはできません。

最後の「心服」は、他人から尊敬され人間的にも多くのファンを得ることができる上司といえます。その仕事には利益も畏怖感もありません。心と心がつながった素晴らしい関係を築くことができます。

ボス曰く、最後の心服にならないといけないと、自分も努力しているそうです。時には厳しい指導をしなければならないときもありますが、それが単なる脅しであったり威圧であってはいけません。

改めて、上に立つ者は人間的にも「できた」人間しかなれないのだなと感じます。自分もいつの日かそのような心服される人間になれるよう努力したいと思います。まだまだ全然ダメですが・・・

人を心服させるトップリーダー学―なぜ彼らの周りには人が集まるのか




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