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地方のアンテナショップにも人気の差が

2008/04/13 Category: 日記

新宿の南口にはサザンテラスという通りがあります。

そこには宮崎と広島のアンテナショップがあります。それぞれ地方の特産物や各種グッズを売っているのですが、どうもこの二つのアンテナショップには違いがありそうです。

その違いとは人の入りなんですが、圧倒的に宮崎の方が人が入っています。その差は歴然としていて、宮崎はお店の中では自分のいきたい方向へうまく進むことができないほど混んでいます。ざっと100人くらいはいたんじゃないでしょうか。対して広島のアンテナショップは2人しかいませんでした。

ではなぜ宮崎のアンテナショップの方が人がたくさん訪問しているのでしょうか。

まず考えられるのは、立地条件です。宮崎のアンテナショップが通りに面している一番入りやすい位置にあるのに対して広島のアンテナショップはエスカレーターで少し登った所にあります。この場所の違いで目立たない位置にある広島のアンテナショップには行かない人が多いのかもしれません。

とはいっても、全ての人が行き当たりばったりに入るわけではなく、明確にここに行きたいという希望をもって来る人もたくさんいます。そういう人にとっては、場所の問題はあまり関係ありません。

そこで考えられるもう一つの理由が、宮崎の知名度です。言うまでもなく東国原知事の登場によってその人気がアンテナショップにも波及していることが一目瞭然でわかります。ほとんどの商品に東国原知事の似顔絵が入っていてみんな何かしらを手に持って買い物を楽しんでいます。対して広島の知名度は残念ながらあまりありません。

宮崎と言えば?という質問に対して、今ならおそらくほとんどの人が地鶏や日向夏、マンゴーを思い出すのではないでしょうか。いずれも東国原知事によって有名になったものです。実際そういった特産物が多く売られていてそんなに安くないにも関わらず多くの人が買っていっています。店内でそれらを食べられる施設があるのもいい効果を生み出しています。

対して広島と言えば?という質問に対しては、関東にいる自分はもみじまんじゅう、カキ、お好み焼きくらいしか思いつきません。その他にも色々あると思いますが、実際に売られているのは、そういうものではなくラーメンやジャムといったものが多く見られました。また、広島カープやサンフレッチェ広島のグッズ売り場と化しています。

もちろん、そういったスポーツ売り場として割り切っているのであればいいのですが、実際広島にも多くの特産物があってそれを全国的に広めていきたいのではないかと思います。であれば、そういったものの認知度を上げることが大切なんじゃないでしょうか。

知事を使わなくても、ご当地の特産物を紹介する機会は多くあると思います。地方都市の特産物には、「ここでしか食べられない」というプレミア価値を見いだしているものもありますが、多くは全国的に食べて欲しいものなんじゃないでしょうか。

なんか、その努力が地方都市には足りないような気がしてなりません。美味しいものが埋もれているのはもったいないです。客が自分から足を運んでくれるのを待つのではなく、積極的に認知度をあげて広める努力をして欲しいと思います。

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