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大都会の水がめを襲う侵略者

2007/11/04 Category: 環境問題

カワヒバリガイ

今、世界中で外来生物による被害が多く発生しています。

もともとその土地にいるはずのない生物が、人々の往来によって自由に行き来し、在来生物の生存を脅かしているのです。

アメリカでは、五大湖でウミヤツメが大量発生しています。これはヒルのような口を持っていて、魚に吸い付いて血を吸うのです。そそいて最後は死に追いやってしまう恐ろしい生物です。もとはここにいませんでしたが、輸送船のバラスト水が原因で生息していたヨーロッパからアメリカの五大湖まできてしまったのです。

日本に目を向けると、霞ヶ浦で貝の被害が進んでいます。

大塩湖で大領発生したカワヒバリガイのタマゴが、下流の霞ヶ浦に行き着きコンクリートに大量にくっつくのです。もし、この貝が死んでしまったら悪臭や水質汚染が一気に進み、首都圏の水は飲めなくなってしまうことが危惧されているのです。

その他、チョウセンアサガオやエンゼルトランペットも外来生物で毒性があるので要注意です。

不可抗力的に外部から持ち込んでしまう生物ももちろんあるとおもますが、多くは人間がペットや観賞用として持ち込んだものを無責任にも放置してしまうものも多く存在します。

生き物を飼う以上、最低限のマナーを守らないとやがてそれが自分たちにしっぺ返しとしてくることになるのです。提供する側もただ売ればいいというのではなく、どのような問題が生じる可能性があるのかを消費者へ伝える義務も併せてあるのではないでしょうか。

【出展】素敵な宇宙船地球号
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