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ぎっくり腰を防ぐ簡単体操

2011/07/18 Category: ヘルスケア

いつも通りの動きをしていたにも関わらず、あるとき腰にものすごい痛みが走り、そのまま動くことができずにならざるを得ない状況になるのがぎっくり腰です。聞いた感じだとコミカルなのですが、実際になってみるとそんな悠長なことは言ってられません。

ぎっくり腰になったときにどうすればいいのか、それはなった直後とその後の対処があると千葉労災病院の山縣正庸副院長は話します。その方法について紹介したいと思います。

◆ ぎっくり腰になった直後
安静と固定が大切です。腰の固定はコルセットや幅広のベルトを利用して、ズボンのベルトよりも指3本分下に巻くようにします。痛みが激しいときには鎮痛作用のある市販の湿布を貼り病院に行って受診するといいでしょう。

◆ その後
無理をしない程度に動きます。安静にし続けている人は、動いていた人よりも翌年の再発率が3倍以上になったというデータもあり、安静にしすぎると回復が遅れたり、再発する危険性が高まるといいます。

このように、体操することによってぎっくり腰を回復しやすくするばかりでなく再発させにくい体を作ることができるのです。そこで、腰痛を防ぐ簡単体操を紹介します。

・ 反る
足を軽く開き、膝を伸ばして上体を大きく反らします。3秒間を1セットとして3セット繰り返します。

・ 椅子でかがめる
両方の足を開いてゆっくりと床を見るようにします。3秒間を1セットとして3セット繰り返します。

いずれも、息を吐きながらゆっくりと動かすことがポイントです。ストレッチ効果もあることからまさに一石二鳥といえるでしょう。

しかし、できればぎっくり腰にはなりたくないもの。普段から腰に負担の少ない姿勢を心がけることも重要です。重いものを持つときは猫背にならず、少し胸を張りながら持つようにするといいでしょう。また顔を洗うときには膝を曲げたりして腰の負担を和らげます。さらにストレスからくる負担もあることから睡眠時間の確保やストレスの緩和など一般的な対策も大きな効果をあげるといいます。

つい、悪い姿勢になって長時間負担をかけ続けてしまいがちな生活をしているのですが、なかなかそれを自覚することができず結果としてぎっくり腰という形で体が悲鳴を上げることになります。そうならないためにも事前の対策をしっかりとして、なったときでも再発させないような負担軽減と対策を覚えておくといいと思います。

【参考】be on Saturday 2011/7/16

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