YMCA 夏の体操教室
猛暑が続き、なかなか子供を日中に外で遊ばせるのが不安なのですが、子供にしてみれば幼稚園も夏休みに突入し、有り余る体力を室内で十分消費することができないのでストレスもたまりがちになります。
そこで奥さんがとった作戦は、体操教室に通うこと。しっかりとした指導のもとに正しい運動をすることができ、体力もいい感じに消費してくれ、親も楽をすることができるというまさに一石三鳥にもなるすばらしい作戦です。
早速子供と一緒にYMCAの幼児体育というプログラムに参加するためにYMCAに向かいます。行く途中は「行きたくない、家にいる」と抵抗をみせるも、家を出るとノリノリで自分の手を引っ張って走っていきます。
YMCAの前に到着すると、思い出したかのように「おうちに帰る」と涙目になりますが、お友達もたくさんいるなかで泣くのは男のプライドが許せないのか、ぐっとこらえて中に入っていきます。こうやって覚悟を決めたときの彼は本当に強く、これ以降泣き言を言ったりはしません。
しばらく待つと、インストラクター(ここでは、リーダーと呼ぶそうです)に導かれ教室の中に入っていきました。大人は階段の隙間からこそっと様子を見ることができる程度で、何人ものお母さん方が我が子を見つめていました。自分もその列に並び子供の様子を眺めます。
プログラムは、10人ちょっとのクラスで4人のリーダーがいるという手厚さで、準備体操から始まります。楽しく体を動かしているリーダーを見ていると子供たちも自然と笑顔になっていくのがわかります。体操の楽しさを十分伝えてくれているのだなと感じます。
その後は、マットの上をごろごろしたり跳んだりはねたり、リレーをしたり、鉄棒をしたりしながらあっという間の1時間のプログラムが過ぎていきます。比較的ハードな運動だと大人ながらに思うのですが、へたっている子供もおらず、終始楽しいオーラが出ていて、リーダーの方のおかげなのだと感じます。
そんな運動にしっかり付いていく子供を見ると、なんか成長したなとつくづく思います。しっかりと指示を受け止め、その通りにできたり、隣の子供とにこやかに談笑していたりする様子を見ると、社交的なスキルを確実に身につけていることがわかって嬉しくなります。こういうちょっとした成長を感じることができると、見に行ってよかったと思えてきます。
終わった後、「体操楽しかった」と笑顔で話す子供。自分ができる精一杯の気持ちを込めて子供に「よく頑張ったね、すごかったよ」と言ってあげると、恥ずかしそうにはにかみます。
家に帰った後は、よほど疲れたのか、こてっと眠ってしまいました。体操のスキルが付くことも大切ですが、子供が楽しく続けられるように大人ができる限りサポートしてあげることによって、もっともっと子供も楽しくなって興味が広がっていくのだと思います。そんな子供の成長を感じた休日でした。
親子でうきうきスキンシップあそび〈42〉0~3歳児編 (2007/08) 皆川 尚子 |
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