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江 -姫たちの戦国- 第1回「湖国の姫」

2011/01/09 Category: 2011年_江

舞台を幕末から再び戦国時代に戻って始まった江ですが、そのオープニングは篤姫を思い出させる妖艶な音色で始まります。ピアノの穏やかな曲調から突然テンポが速くなるところに違和感がありましたが、きっと5回くらい聞けば耳になじんでいい曲だなと感じるのだと思います。

始まりは、江を含む浅井三姉妹の饅頭争いという完全な内輪もめから始まります。一体どの時代での出来事なのかわかりませんが、ここからわかることはこの3姉妹がすごく仲がいいということ、そしてキャストがかなり豪華であることでした。

長女・茶々(宮沢りえ)、次女・初(水川あさみ)、そして三女・江(上野樹里)とこれから長く続いて行くであろう3姉妹、そしてその他の登場人物も軒並み豪華です。ここで言う豪華とは、今人気がある人というのではなく演技がしっかりとできそうな役者を揃えたなという意味であり、それだけで楽しみが増えます。

典型的な政略結婚で浅井家に嫁ぐことになったお市は、始めこの結婚に当然ながら乗り気ではありませんでした。久しぶりに見た鈴木保奈美は東京ラブストーリーのときと変わらず若いなという印象を持ちました。そんなお市は近江に到着したその日に浅井長政と出会い、一緒に琵琶湖を眺めたときから心惹かれるものがあったのかもしれません。その後3人の子供に恵まれることになります。

そのうちの一人である茶々の幼少時代を演じるのが芦田愛菜ちゃん6歳です。なんかどこかで見たことがあるなと思っていたら、彼女はドラマmotherでつぐみ役を演じていた子役であることが分かります。初の幼少時代を演じていた子役よりも完全に目立っており、雰囲気も飲まれてしまっていることから、数年前の天地人での加藤清史郎くんのような感じでした。彼のようにこの後、芦田愛菜ちゃんがブレイクするかどうか見物ですね。

浅井家に嫁いだお市はいい感じで暮らしていたのですが、時は戦国の世なのでそうそう安定した暮らしができるはずもなく、浅井家と親交の深い朝倉家が織田信長によって攻められます。浅井長政としては兄をとるか古くからの恩義をとるかですが、忠義こそが武士の命であることから結果は自明でした。それなのに信長は裏切られたと憤るのですが、彼のなかでもこの結末は分かっていたことなのかもしれません。

壮絶な籠城戦の後、ついに小谷城は陥落し3姉妹の父親でありお市の夫である浅井長政は自刃することになります。かえされたお市たちを待ち構えているのは決して楽な人生ではないのですが、これから彼女たちが混乱の世の中をどのように渡っていくのか楽しみにしたいと思います。

今回は第1回ということもあり、話の内容もさることながらキャストがどのような人なのかを把握することに神経がいってしまいました。豊川悦司の織田信長、岸谷五朗の秀吉、時任三郎の浅井長政、和泉元彌の足利義昭などポイントに演技派俳優をしっかりと抑えていて、今回の内容の濃さをうかがい知ることができます。まだまだこれからの人物も多いことから、演技にも期待したいところです。

◆江紀行◆
滋賀県長浜市
 - 小谷城址(登山口)
 - 浅井長政自刃の地
 - 大広間跡




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