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ネットいじめへ立ち向かうために

2009/01/21 Category: 日記

毎日どこかでネット上のいじめが行われている現状があります。プロフィールや掲示板、学校裏サイトなど大人が分からないところで、いじめは陰湿にそして確実に行われているのです。その結果、先生達に気付かれることなくその小さな短い人生を終えていく子たちがいます。

ネット上でそのままいじめられた書き込みなどをそのままにしていたことで、高校生が内定を取り消されたり、始めから試験で落ちてしまったりすることもあるそうで、過去のことであっても安心することはできません。そんなネットいじめは年々その件数を増やしていて文部科学省調べによると、最もいじめ件数の多い中学生では昨年度は8.4%、そして高校生になるとネットいじめの割合は20.3%にもなるといいます。

携帯電話が極度に普及した今、どうしたらネットいじめに立ち向かっていけるのでしょうか。社会的にそのような環境になってしまっている中、未然に防ぐ方法について改めて大人、子供それぞれの立場から考えてみたいと思います。

■大人の立場から
・家庭内で携帯利用のルールを作る
食事の時や勉強の時は携帯を持たない、長時間個室で使うことを防ぐために充電は居間でする、利用場所はなるべく親の近くなどのルールを家族で決めます。

・一度決めたルールは親であっても守る

・フィルタリングサービスを利用する
現在はどの携帯会社でも、有害サイトへのアクセスを制限することができる機能を持っています。親としてはそれをうまく利用し子供を守りましょう。

・ネット上で書き込みを見つけたら削除依頼を
放置していてはいけません。そこに残っていることで子供はそれを見る度に傷ついていきます。さらに上述のような2次被害も生れやすくなります。

・子供から携帯を取り上げることはしない
子供との関係を構築する上で逆効果になり、子供の気持ちは親から離れていきます。

■子供の立場から
・家庭内で作ったルールを友達に伝える
すぐに返信しないと仲間はずれにされてしまうケースが多いので、たとえ親を悪者にしてでもすぐに返信できない理由を伝えておく必要があります。自分が友達とメールや掲示板でのやりとりをしたいのだけど、どうしても対外的な理由でできないという状況を作ることによって、相手への理解を得るのが一番だと思います。

いじめから子供を守ることができるのは最終的に親なのです。自分一人でかかえることによって不安や悩みは増大していくのがいじめなので、それを気軽に相談できる関係を構築してあげることが親としてできる一番のいじめ撃退の近道なのではないでしょうか。

【参考】日本経済新聞 1月20日

大人が知らない ネットいじめの真実 大人が知らない ネットいじめの真実
(2008/07/25)
渡辺 真由子

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