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他人からしか見えない自分の口癖

2009/01/21 Category: ビジネス

「とりあえず、資料を作ってみました。」
「一応、考えてみます。」
「まぁ、そういうことですね。」
「ちょっと、見てみます。」

人は知らず知らずのうちに、言葉に接頭語をつけて話をしています。それは口癖として自分では決して意識することができないもので、逆にそれを聞いている他人は気がつきやすいものです。自分もよく、プレゼンなどで口癖として「えっと?」という言葉を使ってしまい先輩から指摘されることがあります。

誰でも口癖はあるのですが、このような口癖は時として内容そのものへの不信感を招いてしまう危険性をもっています。「いい加減だ」「信憑性がない」「適当だな」など、自分が意図しない評価をされてしまうこともあるのです。これってすごくもったいないことですよね。

では、公の場でこのような口癖をできる限りなくすにはどうしたらいいのでしょうか。その一番の近道は、言葉をなるべくシンプルに、言いたいことをあらかじめ頭の中にまとめておくことだと思います。自分の中で話すことを決めておきそれに従って発言するようにリハーサルをしておくことによって、実際自信を持って話をすることができるようになるでしょう。

ここで言う公の場とはプレゼンなど多くの人の場所で発表することだけでなく、上司に報告・連絡・相談をするときにも当てはまります。それ以外の会話レベルの場では、逆に口癖はその人の個性をうまく表現できるツールとなるので、あまり意識しないでいいと思います。要はオンとオフをしっかりと分け、自分の中でそれに応じてしっかりと準備をすることが、精神的にも負担を掛けることなく要所で自分を表現できるのです。

「最高の自分」を引き出すセルフトーク・テクニック
(2009/01/28)
田中ウルヴェ京

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