なりたい自分になるための口ぐせ
自分にはやりたいことがあるにも関わらず、なかなか実行することができないという人も多いと思います。その理由について少し考えてみます。「時間がない」「上司が悪い」など様々な理由が浮かんでくることでしょう。
しかしそのように考えているうちは決してそのやりたいことは実現することはないのです。やりたいことがあってできないのあれば、まずは自分が変わること。自分が変わることによって周囲も変わり、運も向こうから自ずとやってくることをレバレッジコンサルティングCEOの本田直之さんから教えてもらいました。
知らないうちに考えてしまいがちな他人依存のマイナス思考のことを本田さんは「思考負債」と呼んでいます。その思考負債を改めて見つめることによって自分が今後どのように行動しなければならないのかの指針を見いだしてみたいと思います。
<思考負債がたまる3つのクセ>
1. 外部要因思考
「会社が悪い」「他人が悪い」といつまでも外部要因のせいにしていたのでは、自分が置かれている状況が分からないばかりではなく自分が成長することができません。そこで、「内部要因思考」に変えてみてはいかがでしょうか。そのときの口癖が「自分が変われることはないか」です。決して自分を責めるのではありません。
人には変えられないものがあります。それは過去と他人です。変えられないもののせいにしていては、自分の反省点は見えてきません。反省すべき点を見つけようとしてそれを直す努力をするために、この口癖を身につけるのです。
2. 言い訳思考
忙しいから時間がないといった言い訳も、自分を成長させることはできません。本当に時間がないのですか、と問われたときに自信を持て「はい」といえるでしょうか。時間はあるのです。その立場に立ったときに新たな道が生まれます。言い訳をしたくなったときには、それをぐっとこらえて次のような口癖を身につけましょう。「どうすればできるだろう?」
3. 思考しきい値
「もう無理」と自分で限界を設定してしまっていませんか。本当はもっとできるはずなのに、それに自分のなかでブレーキをかけてしまうと、仕事のチャンスや人との出会いを逃してしまいます。結局損をするのは自分なのです。自分のしきい値は、他人と比べることで客観的に見ることができます。本当にそれが限界なのか、自問してみるといいと思います。
こういった考え方をまずは無理矢理でも3週間やってみることを本田さんはすすめています。そうすればその先が見えてくる、自分をもっと成長させることができるのです。変わることができるのは自分だけなのです。その自分を見つめ直し、内から変わることができたとき、おのずと結果がついてくると信じて取り組んでみたいと思います。
【参考】丸の内キャリア塾 2010/05/18
たった3つのクセを直せば人生がうまくいく (2010/04/14) 本田 直之 |
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