あしたまにあーな

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軍師官兵衛 第22回「有岡、最後の日」

2014年6月 01日 By: rainbow Category: 2014年_軍師官兵衛 No Comments →

長い幽閉生活も今回で終わり。主人公が全く動くことなく、時折外の気配を察しては涙するということでなんとか場を繋いできましたが、それも今回までということでスタッフの方や脚本家の方も苦労された事と思います。お粥をしっかりと食べるだけで、伝染病などの病にかかることもなくよく生き延びることができたなと感心するとともに、それも含めて運命だったのではないかと思わずにはいられません。

牢屋の中で、門番の息子との接触がありいずれこの子が黒田家を支えていくことになるというフラグが今回立つことになります。1人の兵士という戦国の中では小さい存在感しかないのですが、今回はきっちりと台詞もあり最期の死に様もしっかりと視聴者に訴えるという特別待遇であった兵士の子供なので、次回あたりには確実に登場してくるものと思われます。

物語は一向に援軍が来ない村重が直談判にいくために有岡城を抜け出して、それがきっかけとなって信長軍の総攻撃を食らって破れるということになっています。田中哲司さんの演技が素晴らしいからなのかどうかは分かりませんが、自分のなかでは荒木村重という像が必ずしも悪人ではないと思っています。官兵衛に対しても殺すことはせずに生きていて欲しいという思いから直接話をしていたりしますし、妻のだしに対しても理由をしっかりと伝えて城から出ています。そこには裏切ったりよこしまな考えをもった人物とは違った一面があるのではないでしょうか。なので、余計最後の場面で城に戻ることはしないことをしっかりと説明して欲しかったなと残念でなりません。

おそらく次回はその一族に残酷な結末が待っているのだと思いますが、それを村重がどのように感じ振る舞うのかが気になるところです。また、とうとう助け出された官兵衛が、半兵衛なきあとどのように成長した姿を見せていくのか、楽しみにしたいと思います。

◆官兵衛紀行◆
兵庫県三木市
 - 竹中半兵衛の墓

軍師官兵衛 第21回「松寿丸の命」

2014年5月 25日 By: rainbow Category: 2014年_軍師官兵衛 No Comments →

とうとう劣悪な環境である土牢に閉じ込められてしまった官兵衛ですが、前回にすでにその様子を見ているのでそこまで劣悪だと感じなくなってしまいました。前回はムカデやネズミがうようよしていたのですが、今回はトカゲのようなものがチョロチョロと登場しただけで、そこまで怪しい生き物がいたわけでもなかったからかもしれません。官兵衛がご飯をこぼしたシーンでも、得体の知れない生き物が群がっているところを官兵衛が押しのけるように食べていたら、その状況もまた変わっていたと思います。

そんな中で信長は有岡城を攻略することになるのですが、ここは以前石山本願寺攻めの際に城を頑丈にしておくように村重に申し伝えた城だけに、思い切り頑丈であり完敗することになります。いわば自分がまいた種なのですが、あえてそこには触れずに負けたのは村重の背後に官兵衛がいて寝返ったからに違いないとして、官兵衛の息子である松寿丸を成敗するよう命じます。この辺りかなり短絡的だなと感じてしまいます。

その窮地を結果的に救ったのが、竹中半兵衛でした。松寿丸をかくまうというばれてしまったら確実に自分の命がない重大なことをさくっと実行します。それも本人曰く残されて時間がないから、ということなのですが、黒田家にとっては運も味方に付けたといえるでしょう。歴史にタラレバをいうのはナンセンスですが、官兵衛と半兵衛の関係があったからこそ、松寿丸も助かったのです。この恩を忘れることなくそのご黒田は竹中の一族を守るような形で歴史は進んでいくのも、なんだかしみじみと思うことがあります。

さて、長かった1年間の牢獄生活も次回で終わりそうな勢い。所々に官兵衛の足が映し出され、もう使えなくなってるよフラグを立てまくっているので、早速それが有効に働くようです。官兵衛と関係者の涙の再会、そして松寿丸との再会を楽しみにしたいと思います。

◆官兵衛紀行◆
岐阜県垂井町
 - 五明(ごみょう)稲荷神社

岐阜県関ケ原町
 - 岡山烽火場(おかやまのろしば)

軍師官兵衛 第18回「裏切る理由」

2014年5月 04日 By: rainbow Category: 2014年_軍師官兵衛 No Comments →

とうとう噂にきく過酷を極めた三木城の兵糧攻めが始まるかと思いきや、今回はそれどころではないほどの大きな出来事がやってきます。宇喜多直家が背後に気をつけろと謎の忠告を受ける官兵衛は、はじめそれが御着の殿様に向けられたものであるかと思います。しかし、パパがしっかりとそこは見張っていてそのような状況ではないということで、「じゃあ、だれ?」というところで一旦終了していた矢先、その相手が荒木村重であることがわかるのです。

信長の家臣達は完全に自分がいかに認められるか、誰をおとしめて自分が這い上がるかを考えていて、村重もこれまでのそのような家臣団を快くは思っていなかったのですが、今回自分に疑いの目が幾度となく向けられたことによって、完全に切れてしまいます。

信長は村重のことを天下布武には必要な人材であると持ち上げつつもそのことを当の本人には言わなかったので、村重もミスリードされた周囲のコメントを受け入れて、双方が悲しい結果に向かっていってしまったのでしょう。追いつめられたときに真の力を発揮すると信長は村重を評価していましたが、まさかそれが自分に向けられるとは思っても見なかったことでしょう。ここ数回の怪しい動きの演出がここに結集し、村重は徹底抗戦をすることになります。

こうなると気になるのが官兵衛とその息子の松寿丸。歴史的には既にわかっていることですが気になるところなので、次回を楽しみにしたいと思います。

◆官兵衛紀行◆
兵庫県伊丹市
 - 有岡城跡

大阪府茨木市
 - 茨木城址