あしたまにあーな

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軍師官兵衛 第29回「天下の秘策」

2014年7月 21日 By: rainbow Category: 2014年_軍師官兵衛 No Comments →

前回大きな転換点となる本能寺の変が起こり織田信長はこの世を去っていくのですが、今回はその出来事があったのは既に過去に出来事になってしまったかのような存在感のなさに少し驚きを覚えてしまったのですが、主人公はあくまで官兵衛なので、ここはやむを得ないと気持ちを切り替えることにします。

前回の最後に安国寺恵瓊に対して官兵衛は、信長が亡くなったことをあえて漏らした上で和議を結びたいと話します。ネットの世界でもかなり話題になっていて、賛否両論があったといいますが自分はこの流れ、すごく面白いと感じました。

恵瓊だけでなく小早川隆景もこの作戦にのってともに戦国の世の中を終わらせようと一致団結した瞬間を緊張感をもって描いているなと感じ、この物語に魅力を与えたと思います。また、小早川隆景を演じる鶴見辰吾もものすごく似合っていて、もはやこの物語になくてはならないほどの存在感を見せているように見えます。特に、毛利の旗を持って行けと言う場面では思わず身震いするほどのすごさを感じたという人も多いのではないでしょうか。

さらにかっこよかったのが備中高松城主の清水宗治でしょう。男気溢れる姿で城を枕に切腹することによって毛利への義理を果たした姿に、時の人ではないにも関わらず惜しい人を亡くしてしまったと感じました。こういう人が生き残っていれば乱世から先の世界でものすごく重要な立場になっていったのだと思います。

さて、次回は世に名高い中国大返し。どんどん魅力が高まっていくドラマですが、ますます目が離せなくなっていきそうです。

◆官兵衛紀行◆
岡山県岡山市
 - 清水宗治公自刃之阯

軍師官兵衛 第21回「松寿丸の命」

2014年5月 25日 By: rainbow Category: 2014年_軍師官兵衛 No Comments →

とうとう劣悪な環境である土牢に閉じ込められてしまった官兵衛ですが、前回にすでにその様子を見ているのでそこまで劣悪だと感じなくなってしまいました。前回はムカデやネズミがうようよしていたのですが、今回はトカゲのようなものがチョロチョロと登場しただけで、そこまで怪しい生き物がいたわけでもなかったからかもしれません。官兵衛がご飯をこぼしたシーンでも、得体の知れない生き物が群がっているところを官兵衛が押しのけるように食べていたら、その状況もまた変わっていたと思います。

そんな中で信長は有岡城を攻略することになるのですが、ここは以前石山本願寺攻めの際に城を頑丈にしておくように村重に申し伝えた城だけに、思い切り頑丈であり完敗することになります。いわば自分がまいた種なのですが、あえてそこには触れずに負けたのは村重の背後に官兵衛がいて寝返ったからに違いないとして、官兵衛の息子である松寿丸を成敗するよう命じます。この辺りかなり短絡的だなと感じてしまいます。

その窮地を結果的に救ったのが、竹中半兵衛でした。松寿丸をかくまうというばれてしまったら確実に自分の命がない重大なことをさくっと実行します。それも本人曰く残されて時間がないから、ということなのですが、黒田家にとっては運も味方に付けたといえるでしょう。歴史にタラレバをいうのはナンセンスですが、官兵衛と半兵衛の関係があったからこそ、松寿丸も助かったのです。この恩を忘れることなくそのご黒田は竹中の一族を守るような形で歴史は進んでいくのも、なんだかしみじみと思うことがあります。

さて、長かった1年間の牢獄生活も次回で終わりそうな勢い。所々に官兵衛の足が映し出され、もう使えなくなってるよフラグを立てまくっているので、早速それが有効に働くようです。官兵衛と関係者の涙の再会、そして松寿丸との再会を楽しみにしたいと思います。

◆官兵衛紀行◆
岐阜県垂井町
 - 五明(ごみょう)稲荷神社

岐阜県関ケ原町
 - 岡山烽火場(おかやまのろしば)

軍師官兵衛 第8回「秀吉という男」

2014年2月 24日 By: rainbow Category: 2014年_軍師官兵衛 No Comments →

前回前置きがあった信長との初対面から物語は始まります。事前に信長から大変気に入られたということを知っていたので、どれだけ素晴らしい説得を行うのか気になっていたのですが結果的には予想の範囲内でした。分析は非常に的確なのですが、もう少し洞察力のある説明があるとよかったのになと感じてしまいます。

官兵衛に対してもの凄く期待してしまった結果なのですが、それだけのことを言ってくれるのではという思いがあったのも事実。次回からもっと試練が待っていそうなので、そのような場面で視聴者に「こいつ、すごい」と思わせるような発言があることを祈るばかりです。

今回は、黒田家の出来事も中央政治との関係が密接に関わっていたので、見ていて全般的に緊張感を持ってみることができたと思います。信長につくと決めた後でさえぐらぐらと揺れている小寺政職に対して、職隆は光に一芝居を打つように依頼します。それがお紺を使った政職への働きかけに繋がります。この辺りの描写は細かく描かれていませんでしたが、きっとお紺が厳しく政職を追求し結果として意志を固めさせたという経緯があったのでしょう。

また、今後を見据える上で大切な官兵衛の家臣団については、すでに主従関係がしっかりとできあがっている感じで見ていて安心感を与えます。それに対して松寿丸の周辺は不穏な空気を感じます。又兵衛との剣術稽古でも松寿丸をこてんぱんにやっつけ、不満を述べているように、後の長政との関係はこの辺りでしっかりと視聴者に印象づけています。今後の動向を少し気にとめておきたいと思います。

次回は、竹中半兵衛に試される官兵衛という図式。どこまでお眼鏡にかなうか楽しみにしたいと思います。

◆官兵衛紀行◆
岐阜県岐阜市
 - 岐阜城