あしたまにあーな

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あしたまにあーな > 高嶋政伸


天地人 第13回「潜入!武田の陣」

2009年3月 30日 By: rainbow Category: 2009年_天地人 No Comments →

回を重ねるにつれどんどんエスカレートしていくオープニングですが、今回は「チェンジ」でした。まるでオバマ大統領のことを言っているのではないかと思われるほど、英語混じりな字幕にニヤニヤしつつも、激動の時代をうまくとらえていました。

今回のメインはなんと言っても武田との和睦でしょう。長年宿敵として戦ってきた武田ですが、今や信玄も謙信もいません。新たな時代には新しい関係が自ずと生まれるものです。この複線として、以前高坂弾正が「いずれ上杉と組むことになる」と予測していましたが、まさに今現実のことになろうとしていました。

たしかに、面目やプライドという目に見えないものよりも、越後の民衆ということを考えて彼らが何を欲しているのかを第一に考える景勝の姿勢は本当に主として立派な考え方だと思います。今の政治家の方がこのドラマを見ていてくれることを祈りたいくらいです。
兼続がお目通りしたのは、その高坂弾正でした。すでに病のためか足下もおぼつかない状況で、顔面も蒼白です。きっとこれも何らかの複線なんだと思いますが、頭のいい家臣は見る目もいいのかもしれません。高坂は兼続たちに和睦を受け入れることを申し伝え、長く戦ってきた上杉と武田が手を組むことになります。これでどのように戦国の世の中が変わっていくのか、楽しみで仕方ありません。

もう一つ、ドキドキしたのが兼続とお船でしょう。きっとみなさんも同じ事を考えたのだと思いますが、今回は明らかに反則でしょうね。お船も夫が眠った後に兼続に会い、さらに自分も髪留めをお守りとして手渡します。偶然だとは思うのですが、すこし直江信綱がかわいそうになってきました。熱血先生ばりの涙を流しながらお船を説得する風景がもしかしたらみられるかもしれません。

最後は、一難去ってまた一難を臭わせる内容で、久々に登場した景虎がまたもや悪役顔でニヤニヤして終了という後味の悪い結果となりましたが、新手の次回へのつなぎだと割り切って待ちたいと思います。来週のオープニングは、「ピンチ」かな。

□■天地人紀行■□
長野県松代町
– 松代(海津)城跡
– 明徳寺


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天地人 第12回「命がけの使者」

2009年3月 22日 By: rainbow Category: 2009年_天地人 1 Comment →

人を従わせるには、お金でも兵糧でも力でもなく「心」であることを兼続は実践することになります。謙信も義という人の心に訴える政治を行い民衆を導いてきたのですが、兼続も明確な言葉はないにしても自らその遺志を継いでいることが、トメの言葉からもわかります。

しかし、兼続も運がいいという他はありません。たまたま助けた老婆が桑取の長である斎京三郎右衛門の母だという偶然の一致があったからよかったものの、まるっきり違っていたら桑取の門の外でのたれ死んでいたことでしょうね。戦国時代では、全てでの出来事が紙一重でできていて、それが全て生死に関わることなのかもしれません。

それにしても、景虎がどんどんと悪党になっていくのが少し恐ろしい気がします。始めは謙信のもとで忠誠を誓っていた美男子というキャラクターが、取り巻きの家臣と同様、ブラック景虎に変わりつつあります。

実の兄である北条氏政からは援軍を申し出られるのですが、その言葉の裏にある越後を攻めるということを感じ取って、逆に利用してやると怖い人になります。どのように利用するのか分かりませんが、最後に「上田の衆が北条に攻められて大事なものがなくなるのを思い知るがいい」ということから、北条の申し出を受け入れるんでしょうね。

ここに来て、武田信玄、上杉謙信、北条氏康の頃とは全く違った勢力や同盟関係が今後繰り広げられていくことになりそうです。本当に誰を信じていいのかわからない恐ろしい世界ですね。そんな中、兼続はどのように景勝を守っていくのか楽しみです。

□■天地人紀行■□
新潟県上越市/十日町市
・松之山街道
・犬伏城跡
・桑取道(春日山城跡内)


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天地人 第11回「御館(おたて)の乱」

2009年3月 15日 By: rainbow Category: 2009年_天地人 1 Comment →

今回の出来事について、その責任は上杉謙信にあったのではないかと思えてきます。昔から自分の息子として2人を同じように側に置いておけば、当然自分が亡くなった後どちらも後継者になるものと信じて疑わないでしょう。しかも今回ドラマを見る限り明確にどちらという風に後継者を指名していないことから、ある意味起こるべきして起こった乱であるといえると思います。

春日山城本丸をおさえられた景虎は、景勝に対して戦うことをとうとう決心することになるのですが、それにしても景虎の背後にいる家臣はなぜみんな強面なひとばかりなのでしょうか。特に北条から来たという家臣の一人は明らかに悪党です。水戸黄門では越後屋として出てきそうな勢いです。

すでに戻ることができない状況になっているのですが、最後までこの戦いを諦めなかったのが仙桃院でした。仙桃院の気持ちを兼続に伝えに来たお船は、「自分も同じ立場なら同じことをした」と慰めつつ、「そなたが鬼になるなら、私は夜叉になろう」といい、さらに「そなたには私がついておる」とまでおっしゃって、ラブラブな雰囲気を醸し出します。この場面をたまたま見ていた信綱は、「わしは気にはしておらん」というのですが、明らかに気にしてますよね。熱血教師はここではなりを潜めているようです。

一度山を下りた景虎の選択は、ここまででは正解だと思います。籠城に持ち込めば、山の方が不利に決まっています。この状態で景勝がどのように突破していくのか来週に期待しましょう。

□■天地人紀行■□
新潟県上越市
・居多ヶ浜
・居多神社
・御館跡
・御館公園