あしたまにあーな

毎日の生活に ほんのちょっとのうるおいが 届きますように


あしたまにあーな > 生田斗真


軍師官兵衛 第30回「中国大返し」

2014年7月 27日 By: rainbow Category: 2014年_軍師官兵衛 No Comments →

毛利と和睦した前回から急速に存在感を失ってしまった毛利勢。今回登場したのは小早川隆景と吉川元春のみで、それもシーンの主題は足利義昭に関するものであり毛利家に関する内容ではなかったため、暫く登場の機会はなさそうです。個人的には鶴見辰吾さんの演技がもの凄く好きだったので、残念でなりません。

当然ではありますが今回の題名は中国大返し。ということは迫り来る秀吉勢に対して光秀がどのように待ち受けるのかが焦点になってきます。さすがに題名になっているだけあって、山陽道をひた走る秀吉勢を実に細かく描いていました。途中にしっかりと炊き出しを行っていたりたいまつなどで道を照らしていたりして行軍の負担を減らします。また、残っている米やお金を兵士に分け与えたり、怪しげな僧の言っていることを逆手にとることによって兵士の士気をあげる巧みな技も披露しています。

光秀にとっても始めに目論んでいた味方が全然集まらず、みんな様子を見ているのですが、戦略家として知られた光秀がここまで、目測を誤ってしまったのは何故なのか、この物語を見てもその疑問は解消されませんでした。今回も春風亭小朝さんの狼狽する姿が映し出されていますが、そのシーンの後はすぐに山の中、そして竹槍で亡くなってしまうという急展開とともに、割愛ぶりに驚きを隠せません。

さて、次回から天下人ととしての道を突き進むことになる秀吉。清洲会議や賤ヶ岳の戦いなど見所がたくさんありそうですが、ギリギリのところで割愛せずにしっかりと描いて欲しいと思います。

◆官兵衛紀行◆
京都府大山崎町
 - 山崎城跡

軍師官兵衛 第20回「囚(とら)われの軍師」

2014年5月 18日 By: rainbow Category: 2014年_軍師官兵衛 No Comments →

とうとう始まりました。長くつらい有岡城内での幽閉シーン。先日渋谷のNHKに遊びに行く機会があったのですが、その時にこの土牢のセットの実物を見たり、入ったり(!?)してきました。幅は1メートルくらいしかなくて本当に狭く苦しい場所でした。外壁にもものすごくこだわっていて、外からのシーンもばっちりという感じで、外壁に咲く紫色の花が唯一華やかなイメージを持っていました。

実際にはそんな生半可なものではなく、ネズミだけならまだしもムカデや得体のしれない昆虫までもがうようよしていて、きっと怪しい病気になって亡くなってしまう危険性だってあったと思います。その中で官兵衛はこれから長く過ごすことになります。その前の牢屋でも決していい待遇とは言えませんでしたが、差し出された握り飯が地面に転がっても汚れることはなく食べることができましたが、今回の土牢で同じようなことがされても素直に食べることなどできないものになっているでしょう。

それでも、官兵衛パパをはじめとして善助など家臣団が官兵衛は生きていると信じて助け出すために全力で対応するのですが、残念ながら今回の状況をみるとしばらくかかりそうです。演出家の方がどこかで有岡城のシーンはポイントなので、じっくりと描いていきたいと語っていることからも、官兵衛が外に出ることができるのはもうしばらく後になりそうです。

官兵衛が牢屋で囚われになって主人公が動かない状況が続くことから、なんとか物語を動かすために標的になったのが松寿丸。これも史実は既に分かっていたりしますが、子役の彼がなかなか良い演技をするので、雰囲気を見てみたいと思います。

◆官兵衛紀行◆
広島県福山市
 - 鞆城(ともじょう)跡

軍師官兵衛 第19回「非情の罠(わな)」

2014年5月 11日 By: rainbow Category: 2014年_軍師官兵衛 No Comments →

前回の突然の村重の謀反によって状況は一変し摂津一国があっという間に反信長勢力となってしまいます。それは前回よりも前から村重が抱いていた一つの疑念、つまり自分がいくら頑張っても報われず、一つの間違いであっという間に命を狙われてしまうという極度のプレッシャーにあったのだと思います。そのようなプレッシャーの中で自分がかつて熱い思いとして持っていたものも時代に変化していきます。

多くの武将が村重に考え直すように説得を試みますが、もはや意志は固く有岡城も緊張状態になります。その中で今回、といいますかこれからのなかでも大きなポイントなるのが官兵衛が村重を説得するために有岡城に向かうというシーン。これまで幾度となく官兵衛は様々な武将のもとを訪れ説得を試みてきたのですが、今回は重要ポイントとしてみているのか、描写シーンがこれでもかというくらい長くとられていました。これで有岡城で何もないと考える方が不自然でしょう。

官兵衛は村重は旧知の仲なので、自分がきっとなんとかすることができると思っていたのでしょう。しかし、旧知の仲であっても、それとこれとは話が別。殺されず幽閉されただけでもよしとしなければならないと思います。それくらい危険な行動を官兵衛はしていたのであり、お家のトップであるものとして自分がいなくなることによって下手をすると多くの家臣の生活をぼろぼろにすることになるので、本来であれば慎重にならなければならないケースであったのではないでしょうか。結果は歴史が教えてくれるのですが。

主君である政職にまで裏切られ、これまで義理を通していた官兵衛も絶望したことでしょう。裏切りはしないと宣言した官兵衛ですが、この先政職とどのような関係になっていくのか、幽閉中の黒田家をパパが仕切る姿とともに楽しみにしたいと思います。

◆官兵衛紀行◆
滋賀県近江八幡市
 - 安土城跡