あしたまにあーな

毎日の生活に ほんのちょっとのうるおいが 届きますように



西郷どん 第3回「子どもは国の宝」

2018年1月 21日 By: rainbow Category: 2018年_西郷どん No Comments →

初めのうちは薩摩ことばに違和感があり、聞き取ることができないと話題になっていましたが、徐々にその声も小さくなり今ではほぼ雰囲気などで状況を読み取ることができるようになったと思います。そうなると演出など余計なところに気をとらわれることもなくなり、物語に集中できるようになってきたなと感じます。

下級武士である西郷家はもの凄く貧しく、家族を医者に診せるだけのお金もありません。その苦しさから父の吉兵衛は商家から借金をしようと言い出します。身分や対面を気にすることのない吉之助は初め反対しますが、結局は商家のお世話になることになります。ナレーションで西田敏行さんは、さくっとこの借金を完済するのは明治維新になってからといっていましたが、あそこまでの人物になってもなかなか返せないほどどのように使っていったのかが気になるところ。

個人的には、帰り道に出会った幼い頃の中村半次郎の一家に分け与えてしまうのではないかと思ったのですが、さすがそこまでではありませんでした。お人好しなところは人望を集めるメリットではありますが、お金が絡むと色々と厄介なことも増えるので、なにもなければ良いのですが。。

藩に目を向けてみると斉彬はようやく意を決して父の斉興の失墜しようとしますが、結果的に調所の命を奪ってしまうことになります。藩の財政を立て直した立役者であることを考慮して、もう少し違った形で後継者に漬けなかったものか悩ましいところです。さらに、斉輿と由羅は斉彬に反撃するため、彼に近い人物を次々と処罰していきます。吉之助に近い赤山靭負も次回やばそうな雰囲気。こういう強制力ではなにも生まないのですが、斉興が今後どうなっていくのか気になるところです。

■紀行■
鹿児島県鹿児島市
・仙巌園
 JR「鹿児島中央」からバス「仙巌園前」下車すぐ

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篤姫 最終回「一本の道」

2008年12月 14日 By: rainbow Category: 2008年_篤姫, ドラマ No Comments →

とうとう今回が最終回となりました。これまで天璋院を中心として実に多くの人が心と心で結びついてきたのですが、最終回を迎えてその多くの人たちが去っていき、そして再開します。始めに再会したのはお幸と忠敬でした。お幸は天璋院に対して自然と「於一」の名前が出てきます。やはり母と娘の絆は強いものだったのですね。思えば、天璋院に対して精神的な支えとなり、時には厳しくそして優しく守ってくれたのは、お幸と菊本だったのですよね。随分前のことのように思います。菊本は「女の道は一本道だ。振返ってはいけない」と言い残し自害してしまったのですが、その心をどこかでずっと感じていたのでしょう。その菊本が回想シーンでも登場する場面がほとんどなかったのが残念です。

天璋院は、家定が亡くなってから家定の心をずっと後世に残していこうと心に誓います。そして、その徳川の心は確かに多くの家族へとつながっていき、やがて家達へと注がれていきます。家達は昭和15年まで生きることになるのですが、徳川家は今でも脈々とその心をつないでいます。徳川宗家だけでなく、大奥にいた女中もその心を多くの人につないでいったのです。そういう意味で天璋院は徳川の母なのかもしれませんね。

物語は着々とクライマックスに近づいていきます。まず永久の別れとなってしまったのが、小松帯刀でした。薩摩にいた頃からずっと一緒にいた肝付尚五郎は小松帯刀になっても於一、篤姫、天璋院を慕っていました。お守りもずっとおそろいのものを身につけていて、二人の心はいつでもつながっていたのです。「また、次回に会うときまで元気でいます」と天璋院に言われたときも覚悟していたのでしょう。もう会えないとは分かっていても、会えると信じて疑わない天璋院の気持ちを考え、あえて快諾するのでした。本当に胸が苦しくなりますね。物語はこの二人を中心に動いてきただけに、小松帯刀を亡くしてしまった天璋院は悲しみに暮れ、家定のときよりも激しく嗚咽します。

そして、新政府になって去っていく西郷。彼はその後西南戦争にて自らの一貫した人生に幕を引きます。

すべての人が懐かしくて仕方ありません。天璋院のために闘った人、尽力した人など実に多くの人たちがいました。大奥というこれまでどのような場所なのか分からないところも今回の大河ドラマで、人と人が密接に結びついたドラマがあることも知りました。この大河ドラマを通じて印象に残ったのは、天璋院や家定が言いたかった「心を残すこと」、それはものが残る以上に多くの人たちに影響を及ぼすことができるということ。そして、いちぃど決めたことに対してあとは流れに身を任せ、がむしゃらに走るということ、まさに一本道ですね。

これまでの大河ドラマが戦が中心だったのに対して、心が中心だった数少ない大河ドラマといえると思います。それゆえこれまで大河ドラマを見なかった人の心にもそれが残っていったのでしょう。まさに心は我々の心にも残ったのです。

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篤姫 第49回「明治前夜の再会」

2008年12月 07日 By: rainbow Category: 2008年_篤姫, ドラマ No Comments →

前回の無血開城によって、とうとう長年暮らした江戸城大奥を去らなければならない日がやってきます。大奥が花で一杯になった様子は、まるでオープニングのCGにそっくりですね。この結末を始めから暗示していたのではないでしょうか。花一杯になった大奥に足を踏み入れた新政府軍はどのような気持ちだったのでしょうか。自分たちがやってきたことが正しいことでがあるとは知っていても、少し後ろめたい気分になったのではないでしょうか。そして、ここに大奥という場所が確かにあったのだということを改めて思い知らされたことと思います。

ずっと大奥にいたそれぞれの人生が、これからどのようになっていくのかは分かりませんが、普通に男性と結婚し子供をもうけ家庭を築くという幸せを感じていって欲しいですね。それは天璋院や滝山、唐橋にも言えることで自分たちの第二の人生はここから始まるのですから、幸せになって欲しいと思います。

さくっと、江戸城から去っていく場面が過ぎていってしまうのですが、天璋院にとってこのドラマ全般にわたる運命の人小松帯刀と再会を果たします。その場で小松帯刀はいまさらながら天璋院に告白を行い、もう戻れない二人であることを改めて感じるのでした。もっとはやくいおうよ、という感じではありますが、そうなったらこのドラマは成立しないですもんね。なかなか難しいです。

次回はお互いにもうないということを知りながらも、「また次回」と別れるのは本当に胸が締め付けられます。お互いのことを大切に思いながらも、仲間として最後までその立場を崩さない二人の姿を心にとどめておこうと思います。

次回はとうとう最終回。穏やかな気持ちを取り戻した天璋院をはじめとする人々、これから苦闘を続けなければならない大久保や西郷たち、進む道はそれぞれ違うけど、どのように進んでいくのかをしっかりと目に焼き付けたいと思います。

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