西郷どん 第4回「新しき藩主」
鹿賀丈史さんが演じる斉興の殺気迫る演技に完全に周囲が巻き込まれてしまっていますが、そのくらい彼が存在感たっぷりだということなのでしょう。かつて大久保を演じた鹿賀丈史さんとしては、もっともっと盛り上がって欲しいという思いもあるに違いありません。今回は鹿賀丈史さんだけでなく、脇役であるベテラン俳優がもの凄い味を出していたのではないでしょうか。
例えば、吉兵衛役の風間杜夫さん。前回の借金を借りる場面でも頼りないけどいざというときに頼れる素敵な役柄を演じていましたが、今回は赤山が切腹をしなければならない状況において、介錯をつとめます。その直前の葛藤と仕事を終えた後に吉之助を止める迫真の演技に心を打たれました。
そして、もう1人は次右衛門役の平田満さん。お由羅騒動の最終幕で喜界島へ流されてしまうわけですが、その直前に吉兵衛と相撲を取ってその後に正助と無言の会話。こういう雰囲気で演じることができる役者というのはドラマに厚みを持たせてくれていいなと感じました。
江戸では斉彬が拳銃を利用して斉興に隠居を押し迫ります。この辺りは若干本当かなと思うところでもありますが、ドラマは必ずしも史実を忠実に再現する必要はないと思っているので、行間をこのように緊迫した場面で理由付けするのはむしろドラマの盛り上げ要素になると思います。
次回は、いよいよ藩主となった斉彬が藩政を推し進めていきます。その手腕に期待したいと思います。
■紀行■
・鹿児島県鹿児島市
 旧島津氏玉里邸庭園
 JR「鹿児島中央」からバス「女子高前」下車 徒歩1分
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